中公文庫<br> 自叙 益田孝翁伝

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中公文庫
自叙 益田孝翁伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 429p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784122015845
  • NDC分類 289
  • Cコード C1123

内容説明

三井財閥を築き上げ、美術品の蒐集家としても著名な財界の巨頭が、幕末、明治、大正にかけて、時代の出来ごとや経済人について多くの逸話を混えながら縦横に語る。近代日本経済を知るうえの興味津々の自叙伝。

目次

家系
幼少時代
タウンセンド・ハリス
文久3年の洋行
外国商館に入る
三井物産会社創立
朝吹英二
共同運輸会社
東京人造肥料会社
三池炭鉱の払下げ
野田卯太郎
不換紙幣整理後の財界
泉橋慈善病院
団琢磨
大倉喜八郎
ロバート・アルウィン
馬越恭平
原敬氏夫妻
室田義文
原富太郎
岩原謙三
服部金太郎
海運業を振興すべし
神谷宗湛
利休
小堀遠州
アメリカ人の研究〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

筑紫の國造

10
三井物産の創業者である益田孝の談話を、秘書の長井実が筆記したもの。自伝や回顧録というより、雑談集、とでも言うべきか。話はあっさりしており、文章も読みやすい。が、長井が言うように話の癖まで再現したせいか、所々文意がわからない。何もそこまでしなくて良いと思う。また、一章が短すぎ、話の内容がうすい。山県有朋や井上馨といった人物の名も出てくるが、あっさりしすぎていて物足りない。そこそこの厚さの割に、内容はうすい。また「いつどこで」と言ったことがよくわからない。2017/05/20

千本通り

1
彼の部下だった団琢磨や野田卯太郎がどのように見出されたのかがよくわかる。益田の商人仲間原富太郎がウソの付けない誠実な人で事業手腕も大したものだとベタ褒めしている。益田の見抜く力は美術よりも実は人だった。2023/06/17

mcpekmaeda

1
150年前に生まれた人が書いているとは、とても思えないセンスに満ち溢れ、明治の元勲達も身近な存在として登場する。この本をベースにした大河ドラマとか、将来作られたりしないのかな! 2019/03/11

きさらぎ

1
井上馨の子分、渋沢栄一の弟分…という言い方は多分適切ではないんだろうな。「提案して拒否されたことがないのが自慢」というのは、有能さもさることながらお人柄もあるのでしょう。文章もさらっとしていて読みやすい。幅広い交遊エピソードが楽しすぎます。文庫で手軽に読めると思うので、気になるところをめくってみるのもよいかと思います。2012/10/07

夢仙人

1
自慢話が多い。同時期の政府、財界の人物評は中々面白いが、若い頃の苦労談を読みたかった。2010/06/17

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