中公文庫<br> 淀川長治自伝〈上〉

中公文庫
淀川長治自伝〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 396p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784122015371
  • NDC分類 289.1

内容説明

4歳で活動写真の魅力にとりつかれ、小中学時代から「浴びるほど」映画を観つづけて75年。サイレント、トーキー、総天然色、ワイド…と映画の発展とともに歩んだ“淀長サン”が、驚くべき記憶力を駆使して記す感動の映画史的自伝前篇。

目次

第1部(2歳の発見;活動写真とのかかわりあい;育ち;ブロマイドの1;新開地の誕生;『デブとつなみ』;柳座のころ;大正7年のころ;家庭の周辺;そのころから;映画巡礼・1920;家のことあらいざらい;又七と富子;誰もが抱く記憶の断片;映画は私を育てていった ほか)
第2部(かさなる視覚感性;映画小僧;のこり花火;ふたたび神戸に;カミナリを落す;ガラス美術;ユナイト大阪支社;反「りれきしょ」体質;リズム育ち;フアン・レターのころ;神戸でチャップリンと逢う;大阪を去らねばならぬこと;自画像;いよいよ神戸を去る ほか)
第3部(そのころの宣伝部;生きていること;脇息いっぽん;『駅馬車』のころ;1枚の号外;東宝入社第1歩;300の火の玉;GHQ ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポチ

1
現役バリバリでご活躍されている時代をテレビで見ることができて本当に幸せな世代だなと実感。今の朝ドラじゃないけれども、湯水のごとくカネを使って映画鑑賞や雑誌や洋書集めに没頭した若い時代があるからこそ、大人になってからの開花なのですね。淀川長治はまさにそれを体現しているなーと。 今はサブスクで映画見放題の時代。洋画もいっぱい。見たらきっと、のちのちの糧になるぞっ。2023/06/06

fritzng4

1
驚異的な記憶力を持った稀代の映画評論家が己の人生を語る。大正から昭和にかけての映画館事情もさることながら、淀川さん本人の家庭の事情が複雑ながら滅法面白く、おきゃんな二人の姉のおかげでおませに育った淀川さんが自ら同性愛疑惑を否定しているところも興味深い。2016/10/21

としピース

0
彼と出会わなかったら、チャップリンやフェリーニやヴィスコンティの映画と、私はどのように向き合っていただろうかと思う。 映画と出会わなかったら、私はどのような人間になっていただろうかと思うと、慄然とする。人間は素晴らしい生き物である、ことが分からないまま生きてきたかもしれない。映画のおかげで、淀川長治のおかげで、今の私が在る。2005/12/11

うにこ

0
感想は下巻に。2010/02/15

lovejoy

0
★★★2020/08/06

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