中公文庫<br> 牛のあゆみ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 203p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784122015364
  • NDC分類 721.9
  • Cコード C1195

内容説明

「土牛、石田を耕す」―寒山詩よりつけた雅号のとおり、歩一符、地道な画業精進を重ね、日本画壇最高峰に至った奥村土牛。百歳にしてなお壮年をしのぐ流麗な描線と端厳な色彩で観る人を静謐の境地に誘い、さらに新境地に挑み続ける土牛芸術の秘奥を明かす自伝。カラー図版12頁、モノクロム図版24頁入り。

目次

生いたち(父のこと;幼な友達;身体のこと;絵と芝居;清方先生)
絵画入門(梶田判古塾に入門;初入選;東京勧業博覧会;巽画会;白樺;逓信省勤め;初のスケッチ集)
古径画室(古径先生;関東大震災;妹結婚)
院展(初入選;帝国美術学校;新帝展;写生旅行;横山大観先生;上野の美術学校;母の死)
疎開(臼田町;穂積村;帰京)
戦後(題材;文化勲章「天皇の世紀」のさし絵;回顧展肖像画;天霊地気)
奥村土牛年譜

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

井月 奎(いづき けい)

41
小林古径を師として、セザンヌに心酔する奥村土牛の絵はなぜでしょう温かさと時間の流れを感じます。古径は時間と形、色を封じ込めます。その技はまるで居合の達人のごとく、です。セザンヌは形を色で組み立てて、その形が存在する時間をも組み入れます。これらの違いはたぶん画家の死生観や思想による違いだと思うのです。もちろんどちらが良い悪いということではありません。対象物と遊ぶように描く土牛は、齢九十をこして虎や龍に命を吹き込みます。花を描けばそこに風を吹かせます。命のぬくもりを描き切る画家の文もまた温かいのです。2019/03/07

紫羊

17
奥村土牛といえば日本画の大家という印象が強い。「八瀬の牛」「遅日」に描かれた動物たちも、力強さの中に品の良さを感じさせる。画業一筋の清らかな生き方に心が洗われるよう。美しい日本語にも感心した。清々しい読後感。2025/05/31

壱萬参仟縁

5
古本市でいただいてきた本。この人の存在は、池上惇先生のご著書で知った。多数の絵画が随所に盛り込まれながら、自伝としてコンパクトながら重厚な仕上がりとなっている。特に、大器晩成というか、slow but steadyの印象が強く、今のような激動の時代にあっても、個人としては軸足を定めてぶれない生き様に敬意を表したい。155ページにある写真がいいと思った。舞妓さんを絵画で模写するのはうらやましいことでもあり、男子たるもの、相当に緊張してしまうのが想像できる。1974年に書かれたものであるが、今も通用する。2012/09/30

見もの・読みもの日記

3
山種美術館の奥村土牛展に感銘を受けてミュージアムショップで購入。著者の両親、少年時代の友人、画塾の先生や兄弟子など、寡黙な明治人の面影が横溢していてよい。2019/04/05

つらら

2
山種美術館で購入。あたたかくて爽やかで、穏やかな絵を描く方はどんな人柄なのかを知りたかった。この自伝は、大変だったことや悲しみよりも絵に対する思いや、周りの人への感謝や懐かしむ気持ちが多く書かれていることが印象的だった。身を削るように作品を作る画家も多いと思うけれど、土牛はそうではなくて、だからこそ土牛の作品を見ているととても心安らぐのだと思う。2016/05/15

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