中公文庫<br> 観樹将軍回顧録

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中公文庫
観樹将軍回顧録

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  • サイズ 文庫判/ページ数 499p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784122015173
  • NDC分類 210.6

内容説明

長州出身者でありながら、生涯薩長藩閥政治に反抗した気骨の軍人政治家が、戊辰戦争から護憲運動までを縦横に語る痛快無比の回想記。

目次

少壮時代
藩論の一定
長藩の勝利
北越の戦争
脱隊騒擾余談
兵部省の出仕
西南戦争の逸事
陸軍士官学校の改善
陸軍改革意見
演習改良事情
学習院長就職事情
仏教信仰事情
曹洞宗紛擾問題
憲政会関係事情
同志会結党事情
政友会関係事情
大隈内閣出現事情
寺内内閣出現事情
原内閣出現事情
宮内大臣問題
原敬遭難事件
加藤高明来訪事情
雲照律師との関係
英照皇太后へ写経献上〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みなみ

9
三浦梧楼といえば思い起こすのは閔妃暗殺だが、この件については何も書いていないも同然。国家的案件なだけに正直に書けない事情はあるのだろうが、ここがグダグダなので、あとは何を偉そうに書いても、だから何?って感じではある。いろんなことに意見があって「吾輩はこう言ってやった」って言ってる。現代で言えば「○○はオレが育てた」って言いたいタイプ?色んなところで遠慮せずガンガンやっちゃっては左遷されたりしているので、反骨心があるのは間違いない。しかし読んでいても一貫した思想は感じない。2021/07/27

denz

4
奇兵隊出身、草創期陸軍の大物、そして閔妃暗殺事件の黒幕として活躍した彼がなぜ護憲三派内閣成立の立役者になったのか。その一つは、彼が敬愛する木戸孝允の意思を継いだ薩長藩閥政府から漸進的な天皇と国民の政府という明治日本の理想を実現しようとした思想的バックボーンと自身の立身出世に関心がなく、私心なき行動で藩閥政治家からも在野の政治家からも信頼を得ていた個性にあったのだろう。自己肯定感ハンパない回顧録であるが、黒幕としての閔妃暗殺は少々歯切れが悪い。しかし、国民はそれを歓呼にて迎えた。乱暴な時代でもあったのだ。2013/07/24

きさらぎ

2
三浦梧楼の回顧録。山縣、従道、井上他、色々エピソードが載っていて楽しい。それにしてもごろちゃん、井上料理おいしく頂いたの…!?

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