中公文庫<br> アール・ヌーボーの世界―モダン・アートの源泉

中公文庫
アール・ヌーボーの世界―モダン・アートの源泉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 277p
  • 商品コード 9784122013971
  • NDC分類 702.06
  • Cコード C1170

内容説明

19世紀末から20世紀初頭にかけて、世界の各地に風靡した新しい様式の名称「アール・ヌーボー」は、汎ヨーロッパ的な美学運動となって、それぞれの地に開花した。その発生から死滅までを辿り、頽廃と新生の意味をもつアール・ヌーボーを、芸術運動をこえた世紀末の時代精神としてとらえ、想像力に富む世紀末の世界に、現代の始点を見出す、魅惑の処女作。

目次

1 20世紀の青春
2 昨日の世界
3 プロト・アール・ヌーボーの歴史(ジョン・ラスキン;モリスとアーツ・アンド・クラフツ;ホイッスラーとジャポニズム)
4 ハイ・アール・ヌーボーの歴史(フランス―花のスタイル;ドイツ―ユーゲントシュティール;バルセロナ―アントニオ・ガウディ)
5 アール・ヌーボーのデザインと思想(リニヤーとスリー・ディメンジョン;ロイ・フラー;マルセル・プルースト;ジュール・ヴェルヌ;メーテルリンクの室内)
6 ナルシス論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

putisiyante

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自分勝手に言葉の印象からゴシックとアールヌーボーが相反するものと解釈していた。全く違った事を初めて認識した。ミュシャが大好きで絵画だけかと思っていたら,建築 彫刻 音楽 詩 文学にまで及んでいたのも驚きだった。又,それぞれの土地で同時期に別の名で広がっていったのも、ネット社会があるわけでもないのに、不思議な事だと思った。戦争で終焉を迎えるのだが、もし戦争がなかったらと、想像するのも楽しい。とても成熟していた物なので、惜しい気もした。2016/07/31

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Y-202007/02/12

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