中公文庫<br> 完全犯罪と闘う - ある検死官の記録

中公文庫
完全犯罪と闘う - ある検死官の記録

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122012363
  • NDC分類 317.75

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

musis

17
検死官であった著者が扱った、変死体の事件を綴った記録。大変興味深かった。犯人に繋がる手がかりを見落とさないよう死体や現場状態と向き合う。自殺か他殺か。先日冤罪事件の本を読んだばかりの為、多少緊張して読んだりもした。人の人生がかかっている仕事。現実に起きていることなのだと感じることが出来た。内容とは異なるが、神保町の古本まつりで購入した本。先日違う場所にいたら今読んでいなかったと思うと、やっぱり一冊一冊の出会いは貴重なものだと読みながら思った。2015/10/28

e r i .

8
自分で密室を作って他殺を装った自死とか。検死官は騙されないぞーう2015/04/06

Ted

5
'85年7月(底本'75年4月)○警視庁鑑識課で長年検死業務に携わった検死官の記録。DNA鑑定の精度や監視カメラの顔認識技術など、現在の科学捜査はこの本が書かれた当時よりも飛躍的に進歩しているが、事件とは人間が起こすものである以上、科学的アプローチに頼っているだけでは限界がある。やはり、著者のような数え切れないほどの臨場を重ねたベテラン検死官の経験知や職人的直感からのアプローチがないと事件の本質も掴めず解決にも繋がらないのだ、というようなエピソードが多い。人間というものが分らない者には犯罪も理解できない。2014/10/01

新橋九段

1
検死実務の話が大変興味深い。別の本で読んだ事件も取り上げられていて、なんとなく世相を思わせる面も。2018/10/26

kohaku

0
小沢信男『犯罪専科』に出てきた、妻子ある若い男が、愛人の外交官の娘のタイピストを焼き殺す事件が出てきた。2013/09/01

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