感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
出世八五郎
18
つまらない本でも読み始めたら、後で読み返す為に捨てずに取って置くし、取り合えず最後まで読みます。読んでる内に引っかかる場所があれば継続できる。本書でシベリア抑留の過酷さを知ろうと思ったけど、そういう作品じゃなくて文学作品のようでした。本書半分ほどが、取調官少佐との審問に割かれる。以後、詩や歌が散りばめられ、ロシア文化や歴史について語り始めるが、WW2と関係ない事が多く、良く分からなかった。ドストエフスキーを意識してるのか分からないけど、筋立てが粗いので遠く及ばず。読解力の高い読者のレビューを読んでみたい。2015/10/19
samandabadra
1
「エリート」の囚人(抑留者)に対する取調べがどのようなものかが書かれている。日本語のものとしては貴重ではないか 随分ほかの抑留者ものと比べると、マイルドな気もするが、それでもうぇ~と思わせる表現も…そんなところに11年もいたとは 後半に乗ったさまざまな詩や歌も貴重な記録2015/09/13
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