感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
itokake
12
【読書で世界一周】韓国ノンフィクション。韓国併合のころ、韓国人と結婚した日本人妻たちの物語。ナザレ園では韓国に残された高齢女性達を保護している。土幕というスラム暮らしの写真が単行本にある。この女性が結婚した韓国人は戦後の差別から妻を守り抜いた。無学だが強い人物だった。両班の男性は、戦後日本人である妻を持て余して出奔。弱い男だった。ナザレ園を運営する韓国人たちは親身で、日本に帰国したい女性達の手続きに奔走し、韓国に残りたい女性達はナザレ園で世話をする。男も女もいろいろな人生。丁寧な聞き取りでつづった良書。2025/02/13
北本 亜嵐
7
かなり前に読んだ本。朝鮮人と結婚して半島に渡った日本人妻たち。朝鮮戦争で夫と生き別れたり、日本に帰っても身寄りのない女性たちが終の棲家・「慶州ナザレ園」のドキュメント本。彼女たちは日本人であることを隠してたがゆえに、政府も実態を把握出来なかったとか。今も住んでいる人たちが平穏な余生を過ごすことを願わずにはいられない。2014/10/20
めっかち
2
当時、日本の統治下にあった朝鮮へ嫁いでいった日本人妻たち。戦後、朝鮮へ残された日本人妻たちに支援の手を差し伸べたのが、慶州ナザレ園であった。日本からも忘れられた彼らの人生を丁寧に追った本書は、実に読み応えがある。2024/08/02
ぽて子
2
なんて激動の人生…!とびっくりするのと同時に、時代は違えども人間はそう変わらないのだなと感じた。身持ちのよろしくない女性やら、盲目の日本人妻を戦後の反日ムード漂う韓国で守り抜いた国の異なる夫、不遇に置かれた日本人妻を哀れに思って助けてくれた現地の人たち。良くも悪くも人間だなあ2015/08/07
まこ
2
戦前に何らかの形で朝鮮にわたり、戦後直後の混乱を経てナザレ園に落ち着いた日本人妻たちの回顧録だから重いのは当然。この書の訴えるところは、国からあぶれてしまった人たちを救うことと、ナザレ園自体もあぶれた施設で今後の運営をどうするかということ。ナザレ園だけじゃなく、どこの国にもこういった人たちや施設が存在するからこれからどうするか一石を投じている。2014/01/20
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