感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Satoshi
4
最近は暗い本ばかり読んでいたので、偉大なる登山家である長谷川恒男の青春時代の自伝ということで、購入した。最近の様にボルダリングジムがない時代なので、岩壁での実践で技術を磨いていく過程は面白い。今の様に道具が優れていないので、同僚も次々死んでいく。また、死んだ仲間の肉親の描写も丁寧であり、暗い気持ちにならない。文章に天才クライマーの若さがにじみ出ており、もし十代で読んでいたら、インドア派の私も実際の登山に興味を持ったかもしれない。2016/10/22
Shoichi Kambe
1
*-山は自己表現だ。…落ちこぼれの子供がはじめた山登りは、僕の青春への出発点だったのかもしれない。 *日本コロンビア山岳会、霧峰山岳会、同人「星と嵐」、アルパインガイド協会 *霧峰山岳会中村弘氏との出会い。山登りの方向が、歩くことからよじ登る方向へと移っていった…43年秋。 *…しかし、遭難は、人生の喜び、生きがいといったものを山に求めた人たちが、生死の境で、生きるために精一杯頑張った結果… *単独登攀は、…より高く、より困難を追求する一アルピニストとして、当然行うべき方法のひとつだと思っている。2021/11/19
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