感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
俊
8
ルネサンスと宗教改革。エラスムスに関する本を読んでみたくなった。2018/05/19
coolflat
8
本書の内容は、ルネサンス、大航海時代、宗教戦争、オランダ独立戦争。絶対王政についてのメモ。イタリアは市民が強く、都市自体が独立できるほどに強く、統一王権の必要がなかったのに対し、イギリスやフランスは商人がそれほど強くなく、王権が強くなってバックアップしてくれる事を節に望んだ。故に王権はこの商人たちと結合することで、常備軍、官僚制度を完備し、力を強め、絶対王政は確立する。農民戦争についてのメモ。農民戦争の発火点がライン上流、ほとんどスイスの国境に見出される点。ツィングリ派による福音主義と社会革命の結びつき。2015/09/22
Hiroshi
5
ルネサンスと宗教改革の本。欧州と日本で封建時代に商人が力を得たが、日本では封建領主に商人は抑えられてしまった。違いはルネサンスの有無だという。領主対農民のキリスト教社会が農民上層部の上昇と市民階級の興隆で変わり、ルネサンス運動がおこった。必要充足を目的とする中世がアラビアより学問・芸術・技術・商業を習い合理的な思考力・計算力を得たのだ。ルネサンスは人間の精神の革命であった。万能が要求された。火薬・羅針盤・印刷がルネサンスの三大発明。火器による自衛ができるようになり天文航法により遠洋航行ができて新大陸発見。2022/12/29
読書実践家
5
学問・芸術の発展とともに、ルターによる宗教改革が始まる。印刷術の発明の影響は大きいと思った。2016/03/27
産廃屋
1
会田雄次、原種行、島田雄次郎、松田智雄、成瀬治が執筆。ルネサンスと宗教改革をメインに据えた基本的な構成。会田の執筆部分がおもしろい。2011/06/12