中公文庫
地下鉄のザジ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 232p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122001367
  • NDC分類 953
  • Cコード C1197

出版社内容情報

地下鉄に乗ることを楽しみにパリにやって来た田舎少女ザジは、あいにくの地下鉄ストで奇妙な体験をする――。現代文学に新たな地平をひらいた名作。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

167
クノーは初読。翻訳者の生田耕作はG・バタイユでお馴染み。まず、主人公ザジの設定がきわめて斬新で破天荒。とにかく、凄まじいばかりのスピード感だ。プロットというほどのプロットもないが、物語世界の中を縦横無尽に駆け巡る。そして、ザジの決まり文句が「けつ、喰らえ」。なんだか品(ヒン)がないのだけれど。鸚鵡の<緑>は「喋れ、喋れ」。長編小説でありながら、これらが一種独特のリズムを作品に与えていく。この作品は、ルイ・マルが映画化していて、こちらもヌーヴェル・ヴァーグの先駆との誉れが高い。 2012/09/19

新地学@児童書病発動中

107
実験的な作風で知られる仏の作家クノーの1959年の作品。「けつ喰らえ」を連発するおしゃま少女ザジが、パリにあるおじさんの家にやってきたところから物語が始まる。個性的な人物が次々と登場して、めまぐるしい展開。スプラスティックコメディの要素が強くて、我が国の筒井康隆を思い出した。きびきびした文体が心地よい。ただしフランス語が分からないと、言語的な実験の面白さは伝わらないと思う。最後の1行のほろ苦さが気に入った。2014/05/06

扉のこちら側

87
2017年173冊め。【291/G1000】奇人変人がお送りするフランス風刺小説。お下品な小説や漫画は嫌いではないのだが、度が過ぎて食傷気味である。ごちそうさまでした。映画化されているそうだが、これは映像で見た方が面白いかもしれない。しかし例の台詞には規制がかかっているそうである。けつ喰らえ。 2017/02/20

へくとぱすかる

78
物語の状況がわからなくなるほど、説明の描写が少ない。そのかわりに会話の洪水! フランスの会話って、本当はここまで毒舌や皮肉たっぷりなはずないだろうって思える。それはともかく、深刻さなしのドタバタの連続で、一気に読めた。後半はザジの活躍もあまり目立たなくなるが、ラストに一言、これまた人生を達観したような子供らしくないセリフ! 映画で見た記憶もあって楽しめた。2017/03/26

優希

78
フランスの話なだけにお洒落感があります。会話で話が進む感じで、どんどん語り手が語る物語なのでかなり凝っている印象を受けました。ドタバタ喜劇が目の前に浮かんでくるようでした。一癖も二癖もある登場人物がハチャメチャに動き回るのに、物語は破綻せずに上手く転がっています。毒気があるのにもクスリとさせられますし、ザジが何と言っても可愛いです。「ケツ喰らえ」と連発するところがお茶目でした。2015/07/11

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