出版社内容情報
すべての天皇の生涯と事績を叙述したロングセラーに「平成の天皇」の項を追加し、補論「皇統の危機はどう回避されたか」を収録。
内容説明
天皇は古代より連綿と代を重ねてきた。壬申の乱、承久の乱、南北朝動乱などの激動を乗り越え、その系譜は千年以上にわたって続いている。皇位継承はどのように行われ、どう変質をとげたのか。時の権力との関わりはいかなる推移をたどったのか。記紀に記される初代神武天皇から平成の天皇までの百二十五代と北朝天皇五代の生額と事績を丹念に叙述する。皇統の危機を論じた新稿を収録し、巻末の系図・年表を更新した決定版。
目次
神話時代の天皇(第一代 神武天皇;第二代 綏靖天皇 ほか)
古代の天皇(第十五代 応神天皇;第十六代 仁徳天皇 ほか)
中世の天皇(第八十二代 後鳥羽天皇;第八十三代 土御門天皇 ほか)
近世の天皇(第百八代 後水尾天皇;第百九代 明正天皇 ほか)
近現代の天皇(第百二十二代 明治天皇;第百二十三代 大正天皇 ほか)
補論
著者等紹介
笠原英彦[カサハラヒデヒコ]
1956年(昭和31年)、東京都に生まれる。1980年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。1985年、同大学大学院法学研究科博士課程修了。法学博士。1988~89年、2000~01年、スタンフォード大学(米国)訪問研究員。現在、慶應義塾大学法学部教授、専攻、日本政治史、日本行政史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。