出版社内容情報
二十世紀の美術は、しばしば思いがけない多面的展開によって私たちを驚かす。時には、これが美術かと疑いたくなるような作品が堂々と展示されることもある。しかし、一見わけのわからぬ抽象画や不気味なシュルレアリスムの作品も、決して画家の気紛れや偶然の産物ではない。それは、近代絵画の流れの中で生まれるべくして生まれてきたのである。このような情況を明らかにする。本巻では、世紀末絵画から抽象絵画までを扱う。
内容説明
二十世紀の美術は、思いがけない多面的展開によって私たちを驚かす。しかし、抽象絵画やシュルレアリスムの作品は、決して画家の気まぐれや偶然の産物ではない。それぞれの美術運動は、印象派で頂点を極めた写実主義を想像力で乗り越えようとするものであった。十九世紀前半から第二次世界大戦にいたる一五〇年間の西洋絵画を概観。下巻は、世紀末絵画から抽象絵画までを描く。増補にあたり、あとがきを新規に収載。
目次
第13章 世紀末絵画
第14章 ドイツ表現主義
第15章 マティスとフォーヴィスム
第16章 フォーヴの画家たち
第17章 ピカソとキュビスム
第18章 キュビスムの画家たち
第19章 幻想の系譜
第20章 エコール・ド・パリ
第21章 機械文明への讃美と反撥
第22章 シュルレアリスム
第23章 バウハウスとその周辺
第24章 抽象絵画への道
著者等紹介
高階秀爾[タカシナシュウジ]
1932(昭和7)年、東京に生まれる。53年、東京大学教養学科卒、同大学大学院で美術史専攻。54‐59年、パリ大学附属美術研究所で近代美術史を専攻。国立西洋美術館主任研究官、文部技官、東京大学教授、国立西洋美術館館長を経て、現在、大原美術館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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