出版社内容情報
難解な中国古典の含蓄深い精神を現代に伝える名手の著者が、青年時代より敬愛し、研究しつづけてきた司馬遷の名著『史記』の精髄を展開し、その歴史観に近代的な照明をあたえて解釈をほどこす。古代中国の群像は、宮刑の屈辱に堪えてまで歴史家としての使命に徹した司馬遷によって不朽となった。竹簡百三十巻の大著を書いた人、書かれた人の精神は、新鮮な感動を伴って再現される。文字を大きく読みやすくして改版。
【目次】
内容説明
『史記』は前漢の武帝の時代に、司馬遷が著した中国古代の正史。竹簡一三〇巻のこの大著を青年時代より敬愛し、研究し続けてきた著者が、その歴史観に近代的な照明をあたえて解釈をほどこす。「宮刑」を屈辱とするも、それに堪えて歴史家としての使命に徹した司馬遷の人生にも迫る。難解な中国古典を現代に伝える名手が、伯夷、商鞅、蘇秦、孟嘗君、始皇帝、項羽と劉邦らの群像を、新鮮な感動を伴って再現する。
目次
第一章 ある死刑囚にあたえる手紙―宦官司馬遷の真情
第二章 ある死刑囚にあたえる手紙(続)―宦官司馬遷の真情
第三章 個人の発見―伯夷列伝
第四章 改革者の運命―商君列伝
第五章 計量外交術―蘇秦列伝
第六章 人気稼業の哀歓―孟嘗君列伝・魏公子列伝
第七章 大帝国の土崩瓦解―始皇本紀・李斯列伝・陳渉世家
第八章 英雄時代―項羽本紀・高祖本紀
第九章 庶民の世界―循吏列伝・游&#20448
列伝・貨殖列伝・酷吏列伝
著者等紹介
貝塚茂樹[カイヅカシゲキ]
1904年(明治37年)に生まれる。1928年、京都帝国大学文学部東洋史学科卒業。京都大学教授を経て、同大学名誉教授。文学博士(京都大学)。文化功労者。文化勲章受章。専攻は中国古代史。1987年2月9日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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