出版社内容情報
伝統社会の解体、都市化の進行とともに、キツネ憑き・イヌガミ憑きなどのいわゆる憑きもの現象は今や消失してしまった感がある。しかしこの現象の背後には意外にも、日本社会の家筋の問題を含む人間関係の祖型が匿されているのではなかろうか。憑きもの現象が濃密に残存していた村落への長年の調査と、外国の豊富な類例とを比較して考察した本書は、かつて日本民俗学が試みた領域への、社会人類学の側からの新しい照射である。
内容説明
伝統社会の解体、都市化の進行とともに、キツネ憑き・イヌガミ憑きなどのいわゆる憑きもの現象は今や消失してしまった感がある。しかしこの現象の背後には意外にも、日本社会の家筋の問題を含む人間関係の祖型が匿されているのではなかろうか。憑きもの現象が濃密に残存していた村落への長年の調査と、外国の豊富な類例とを比較して考察した本書は、かつて日本民俗学が試みた領域への、社会人類学の側からの新しい照射である。
目次
序章 「憑きもの」に憑かれて(憑きものの魅力;社会の深層心理への踏査)
第1章 憑きものの正体と特色(心的分離としての憑依現象;外国の憑きもの;望ましい憑霊と望ましくない憑霊 ほか)
第2章 憑きもの筋(結婚のタブー;ナマヅル;憑きもの筋の形成 ほか)
第3章 憑きものの社会的意味(死霊が憑く;祖霊と親族;憑く憑かれるの関係 ほか)



