出版社内容情報
異邦人トクヴィルの目に新大陸の新生国家はどう映じたか。民主主義を不可抗的な歴史の流れと見た彼の問題意識が結晶する。
内容説明
異邦人の目に新大陸の新生国家はどう映じたか。民主主義を不可抗的な歴史の必然と見た問題意識が結晶した名著。
目次
第2部(アメリカの社会が民主政から引き出す真の利点は何か;合衆国における多数(派)の万能と、その諸結果とについて
合衆国において多数の圧制を緩和するものについて
合衆国において民主的共和政を維持する傾向をもつ諸要因について)
著者等紹介
トクヴィル,アレクシ・ド[トクヴィル,アレクシド] [Tocqueville,Alexis‐Charles‐Henri Cl´erel de]
1805‐59。フランスの政治思想家。ノルマンディー地方の名門貴族の家に生まれ、パリ大学で法学を修めて法律家(裁判所判事)となる(在職中七月革命を経験)。ソルボンヌでギゾーの「フランス文明史」の講義に影響を受け、リベラル思想に関心を持つ。1831年、行政制度の視察のためジャクソン大統領時代のアメリカを旅行。9ヵ月にわたって各地を見聞し、帰国後、官を辞す。35年に『アメリカにおけるデモクラシーについて』を出版。アメリカの政治社会の先進性を分析した
岩永健吉郎[イワナガケンキチロウ]
政治学者。東京大学名誉教授。1918(大正7)年福岡県生まれ。東京大学法学部政治学科卒。東大教養学部助教授、教授を経て退官、千葉大学教授を務めた。専攻・アメリカ政治、比較政治学。1998(平成10)年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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