内容説明
スコラ哲学流の演繹法を現実に即して帰納法に大転換した近代イギリス知の成果。経験論の源流。
目次
真理について
死について
宗教の統一について
復讐について
逆境について
擬装と隠蔽について
親と子について
結婚と独身生活について
嫉妬について
恋愛について〔ほか〕
著者等紹介
ベーコン[ベーコン] [Bacon,Francis]
1561~1626。イギリスの哲学者、政治家。ロンドン生まれ。父は政治家ニコラス・ベーコン。ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、グレイズ・イン法学院に学び、パリに留学するも父の急死で帰国、1582年に弁護士、84年に下院議員となる。エセックス伯の知遇を得て『随筆集』(97年)を刊行、名声を得てナイトに叙せられる(1603年)。法務長官、枢密顧問官、国璽尚書などを歴任するなかで『学問の発達』(05年)刊行、20年には『ノヴム・オルガヌム』を刊行し21年には子爵となるが、収賄で起訴されて有罪、貴族院と司法界から追放された
成田成寿[ナリタシゲヒサ]
英文学者。東京教育大学名誉教授。1907(明治40)年生まれ。32年、東京文理科大学卒業、東京高等師範学校教授、東京文理科大学教授、東京教育大学教授、大妻女子大学教授を歴任。1986(昭和61)年9月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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