中公クラシックス<br> 神学大全〈1〉

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中公クラシックス
神学大全〈1〉

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  • サイズ B40判/ページ数 411p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121601483
  • NDC分類 132.2
  • Cコード C1216

目次

第1部(聖なる教について、それはいかなるものであり、いかなる範囲に及ぶか;神について、神は存在するか;神の単純性について;神の完全性について;善一般について;神の善性について;神の無限性について;神の諸事物における存在について;神の不変性について;神の永遠について;神の一性について)

著者等紹介

アクィナス,トマス[アクィナス,トマス] [Aquinas,Thomas]
1224ころ?~74。イタリアの神学者、哲学者、聖人。ロッカセッカの騎士の家に生まれ、5歳で修道院に入る。ナポリ大学でドミニコ会やアリストテレス哲学に接し、家族の反対に遭いながらもドミニコ会で修業を続け、パリ大学神学部教授に就任。『命題集註解』などの他、イスラム教徒、ユダヤ教徒にキリスト教真理を弁証する大著『対異教徒大全』を著す。イタリア各地のドミニコ会学校で講義しながらアリストテレス研究や新プラトン主義を学び『神学大全』に着手し、再びパリ大学に戻ると他派との論争に明け暮れながら「学としての神学」を完成させた

山田晶[ヤマダアキラ]
1922年(大正11年)宇都宮市生まれ。44年、京都帝国大学文学部哲学科卒業。大阪市立大学助教授を経て、68年、京都大学文学部教授。85年より南山大学教授をつとめた。西洋中世哲学研究の第一人者であり、アウグスティヌス、トマス・アクィナスの研究、翻訳などで知られる。2008年(平成20年)2月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

24
キリスト教と切り離せない哲学書(11頁)。哲学は神学の侍女(12頁)。scientia divinaは神が知るところの知(13頁)。わたしはそんな高尚な知でなく、市民知でいくつもり。scientiaとは自明の原理に基づき、 必然的に妥当する知識体系としての学(19頁注)。知恵が知識と区別されて最高知を意味する(40頁注)。historiaとはできごとのありのままの叙述(67頁)。最近ありのままが流行したが、つぶさにアーカイブ化していくことが重要だ。 2014/10/02

CCC

9
まずはじめに問いかけを出し、すぐさまそれを否定しその理由を述べ、そののちその否定に対し反論をして結論、という叙述スタイルが独特。話の進め方は結論ありきで定型的とはいえ、非常に筋道だっているが、前提の立て方がひどくぶっきらぼうに思えた。引用元を無条件に信用しすぎじゃないだろうか。それが聖書だけならまだ中世ヨーロッパの事だから、キリスト教徒だからと割り切れるのだが……。2017/02/03

paumi

8
私はカトリックの教義を度々教わるが、本書を読んでいかにトマス・アクィナスの影響が強い(というかそのもの?)ということがわかった。神様と言っても、神様ってどんなものなの?という疑問をお持ちなら、本書をおすすめする。カトリックは聖書だけじゃなく、トマスのような素晴らしいデバッガーがいることで聖書や時代によって出てきた綻びや矛盾をデバッグ・ブラッシュアップする。そして聖書研究がますます洗練されていく。本書は難解だがキリスト教者なら是非読むべきだ。2019/02/28

U2

8
諸論の土台となる前提の共有が無きに等しいので神学書を読むのは骨が折れる。第2問第3項に示される神の宇宙論的存在証明は、『純粋理性批判』第3章第5節において完全に駁され、もはや今さら省みるほどのものでもないのではと思ったが、註によれば「そう簡単に克服されたとも思われない」らしい。ともかくここには実体を重く見る、近代までを貫く西洋の伝統が見て取れるように思われるが、そう考えれば相依性縁起等に見られる仏教の現代性は面白い。2016/01/04

てれまこし

5
半分以上は注釈だが、この親切な注釈なしに原文を読んでも理解できない。ありがたい本である。これを読めば哲学の見通しがよくなるという序文のいう通りで、存在論とか一と多とか今でもよく耳にする言葉の意味が分かった。哲学は西洋文化の一部で(元)キリスト教徒でないと理解できんなどとよくいうけども、キリスト教の神学論争を通じて鍛えられてきた思想体系であるというだけで、キリスト教徒ならずとも十分理解できるし、読む価値もある。ある自明の前提から出発して、論理を通じて理論体系を作っていくのは、現代の科学の出自でもあるな。2017/11/12

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