内容説明
すべての社会科学を踏まえ、現代日本の社会状況を包括的・多面的に把握し、経済学を批判した書。
目次
第1部 産業社会の病理(第三の転機;産業社会分析の枠組;資本主義の評価;現代資本主義の展開;産業社会の価値観群;高度大衆教育;変化する価値観;慢性の病;日本近代化の構造)
第2部 近代経済学の可能性と限界(社会科学の展開と可能性;近代経済学の可能性と限界;経済学における政治的要素;経済学の科学性と超分析的方法)
著者等紹介
村上泰亮[ムラカミヤススケ]
1931年(昭和6年)東京生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学大学院博士課程修了。東京大学教授、国際日本文化センター教授、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター所長を歴任。1993年(平成5年)逝去。『産業社会の病理』で1973年度吉野作造賞を受賞したほか、1961、80年度の二度日経・経済図書文化賞、『反古典の政治経済学』で1993年度読売論壇賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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