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中公クラシックス
国富論〈2〉

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  • サイズ B40判/ページ数 397p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121601155
  • NDC分類 331.42
  • Cコード C1233

内容説明

はたしてスミスは、人間を利己的な存在としてのみとらえ、競争を重視する経済学者だったのか。

目次

第2篇 資本の性質、蓄積、用途について(資本の分類について;社会の総資財の一特定部門とみなされる貨幣について、すなわち、国民資本の維持費について;資本の蓄積について、すなわち、生産的労働と不生産的労働について ほか)
第3篇 国によって富裕になる進路が異なること(富裕になる自然の進路について;ローマ帝国没落後のヨーロッパの旧状においては農業が阻害された;ローマ帝国没落後における都市の発生とその発達について ほか)
第4篇 経済学の諸体系について(商業主義または重商主義の原理について;国内でも生産できる財貨を外国から輸入することにたいする制限について;貿易差額が自国に不利と思われる諸国から輸入されるほとんどあらゆる種類の財貨にたいする特別の制限について)

著者等紹介

スミス,アダム[スミス,アダム][Smith,Adam]
1723~1790。イギリスの経済学者。古典派経済学の祖。スコットランドの港町カーコルディに生まれる。グラスゴー大学に学び、道徳哲学者F・ハチソンの影響を受けた。さらにオックスフォード大学のベリオル・カレッジに学んだが、中退。1751年グラスゴー大学の倫理学の教授に就き、翌年道徳哲学の教授に転ずる。59年『道徳感情論』を刊行。76年には政治経済学最初の体系『国富論』を公刊、87年にはグラスゴー大学総長に選任された

大河内一男[オオコウチカズオ]
1905年(明治38年)東京生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学教授、同総長を経て、名誉教授。経済学博士。社会思想史・労働問題専攻。1984年(昭和59年)逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ブルーツ・リー

5
経済学の本という事で、普段読み慣れている文脈から離れてしまうため、古典で、現代の経済学の本に比べれば読み易いはずのこの1冊でも、非常に難解に感じた。 ただ、「難しいから適当に読む」という行為をしてしまうと、いつまで経っても読む力や考える力が付いて来ないと思うから、斜め読みはせず、しっかりと、ゆっくりと、読んだ。 基本的に自由主義の根本について書かれた書だと思われるのだが、その後の経済学は、ここから発展したり、批判されたりで展開したものだと思うから、まず経済学の取っ掛かりとして、4冊、読了したい。2021/10/18

(@_@)

1
IIは資本や富裕になる進路や経済学の諸体系について。あの有名な「見えざる手」が登場する。銀行業のあるべき姿、国家や個人の浪費、貿易の均衡などについて、現代でも十分通用する理論や考察が随所にある。2018/09/18

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