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フランス革命についての省察ほか〈2〉

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  • サイズ B40判/ページ数 294p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121600462
  • NDC分類 235.06
  • Cコード C1230

目次

フランス革命についての省察(歴史の悪用;フランスの聖職者;教会財産の没収;革命と公共の利益;教会的土地所有の利害;フランス国民議会の行動;立法部の構造と選出方法;没収財産と紙幣流通;パリ市の優越性;国民議会と行政権 ほか)
自然社会の擁護

著者等紹介

バーク[バーク][Burke,Edmund]
1729~97。イギリスの政治家、政治哲学者。アイルランドのダブリンに生まれる。1750年ごろロンドンに出て、『自然社会の擁護』を匿名で出版し批評家として認められる。65年に下院議員となり、以後フランス革命まではつねにホイッグ党左派の指導者であった。フランス革命が勃発するや、これを伝統的なヨーロッパ的秩序への挑戦と受けとめて『フランス革命についての省察』を著した。同書はその後のロマン主義や保守主義の古典として多大な影響を与えた

水田洋[ミズタヒロシ]
1919年(大正8年)東京生まれ。1941年、東京商科大学(現・一橋大学)卒業。49年名古屋大学助教授、58年教授を歴任。専門は社会思想史。名古屋大学名誉教授

水田珠枝[ミズタタマエ]
1929年(昭和4年)東京生まれ。名古屋大学法学部卒業後、同大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程を1957年に修了。市邨学園大学教授を経て、名古屋経済大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tomoichi

7
フランス革命についての批判であると同時に左翼主義批判の書であるので、ロシア革命への批判的予言書ともとれる。なのに何故、20世紀はバークを評価出来なかったのであろうか。21世紀の日本が未だ左翼主義の呪いからまだ解けていない事を再認識させる「保守主義」の名著です。「自然主義の擁護」は、読みやすいのでまづこれから読むのがいいかも。2015/01/04

greenman

2
本書は、「フランス革命についての省察」の続きと、バークが若くして書いた「自然社会の擁護」を収録したものだ。「フランス革命~」ではさらに革命政府の構造の分析を推し進める。しかし、フランス革命に対しての政治的プロパガンダ色がかなり強くでていて、バーク思想に接近しきれないものがある。その点「自然社会の擁護」では、バークの保守思想だけではなく、彼のみずみずしい才能を感じさせる文章となっている。松岡正剛氏もバークについて興味深いことを述べられているので、気になる方は千夜千冊でお確かめ下さい。2010/03/07

ナン

1
主に革命政府の構造を英仏を比較して考察しているが、当時の両国の国家構造に詳しければ、より理解が深まったかもしれない。また、その後のナポレオンの出現や共産主義体制の特徴を示唆した文章もあり、バークの慧眼に驚かせられる「軍隊を実際に指揮する人物があなたがたの主人になる」「共和国の現在の計画が失敗するとすれば〜専制を緩和するすべての間接的制限は除去される」。抽象的な理論よりも現実や人間の本性を見よというのがバークの教えであり、現在にも通ずるところ大だと思った。『自然社会の擁護』は時系列的に先に読んでもよいかも。2020/04/29

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