内容説明
ムスリムにとって人間の正邪善悪を判断するための拠り所がコーランである。
目次
ター・ハーの章
預言者の章
巡礼の章
信ずる人々の章
光の章
フルカーンの章
詩人の章
蟻の章
物語の章
蜘蛛の章〔ほか〕
著者等紹介
藤本勝次[フジモトカツジ]
1921年(大正10年)大阪府生まれ。京都帝国大学文学部東洋史学科卒業。専攻は中世イスラム文化史。関西大学名誉教授。2000年(平成12年)逝去
伴康哉[バンコウサイ]
1918年(大正7年)大阪府生まれ。大阪外国語学校印度語部卒業。専攻はアラビア語学。大阪外国語大学名誉教授
池田修[イケダオサム]
1933年(昭和8年)兵庫県生まれ。大阪外国語大学アラビア語科卒業。大阪外国語大学名誉教授、四天王寺国際仏教大学教授。専攻はアラビア語、アラビア文学
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感想・レビュー
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記憶喪失した男
2
コーランは、旧約聖書の注釈書のような書物である。イスラム教徒が最も美しい書物はコーランであるということがあるが、あながちまちがいでもなく、美しく流麗なことばで、一神教について語られる。コーランでは、神はいかなる子ももうけなかったとしているので、キリスト教とは対立するが、ユダヤ教の神を崇めている点では同じである。モーセ、その兄アロン、がやたら何度もでてきて、モーセの起こした奇跡を根拠に神の実在を主張する。
さくら
0
イスラム教についてきちんと知りたい。そう思い手に取りました。 ムハンマドが語ったことが雑多に収録されているような感じなので、形式だっている訳でも起承転結がある訳でもないです。正直めっちゃ疲れますw 同じようなエピソードが繰り返し登場しますし、逆に「ん?それなに?」という単語もバンバン登場します。 現代の価値観とはどうしても相容れないような部分もあり(時代柄仕方ない)ますが、反対にすごく近代的に感じる部分もありその辺を自分なりに解釈しながら読み進めていくとおもしろいかも。2021/06/04