出版社内容情報
「悪魔の風」の正体は局地風(ゴッホ《星月夜》)、描かれた雲から降水確率もわかる(フェルメール《デルフト眺望》)、天気の表現でわかる作家の出身地などなど、古今東西の名画やマンガを天気という視点で見直すと、意外な発見に満ちている。画家たちの観察眼は気象予報士よりも凄い!? さらに、同じ地域でも時代の異なる作品を比較することで、温暖化などの変化に気づくことだってできる。現役気象予報士による美大の人気講義を再現。
内容説明
「悪魔」の正体は局地風(ゴッホ“星月夜”)、描かれた雲から降水確率もわかる(フェルメール“デルフト眺望”)、天気の表現でわかる作家の出身地などなど、古今東西の名画やマンガを天気という視点で見直すと、意外な発見に満ちている。画家たちの観察眼は気象予報士よりも凄いかも!?さらに、同じ地域でも時代の異なる作品を比較することで、温暖化などの変化に気づくことだってできる。現役気象予報士による美大の人気講義を再現。
目次
第1章 低地・高緯度のオランダが育んだ「光の絵画」(描かれた雲から降水確率もわかる―フェルメール“デルフト眺望”;「夜」なのに太陽光が差し込んでいる?―レンブラント“夜警” ほか)
第2章 島国イギリスの気象が生んだ「風景画」(主役より目立つ曇り空―ゲインズバラ“アンドリューズ夫妻の肖像”;湿気たっぷりの空を水彩で―ガーティン“エクセター大聖堂” ほか)
第3章 温暖なフランスだからこそ印象派が花開く(最も「空を理解」した画家―ブータン“ベルク 船の帰還”;雪、氷、霧…水の壮大なつながり―モネ“カササギ” ほか)
第4章 豊かな日本の雲と雨(にわか雨に慌てる旅人―広重“東海道五十三次 庄野 白雨”;真っ白な梅と、真っ赤な夕焼け―広重“名所江戸百景 亀戸梅屋舗” ほか)
補章 マンガ、アニメで描かれる気象現象
著者等紹介
長谷部愛[ハセベアイ]
気象予報士・東京造形大学特任教授。1981年神奈川県生まれ。信州大学教育学部卒業。テレビ・ラジオ局員として、番組制作・キャスター・リポーターを経験したのち、2012年に気象予報士資格を取得。翌年からTBSラジオ、Yahoo!天気災害動画などに出演。18年からは東京造形大学特任教授として教鞭を執る。オランダの放送局KRO‐NCRVやフジテレビなどに出演の他、講演など幅広く活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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