出版社内容情報
誰もが知る伝承に隠された、最も恐ろしい真実とは?科学では説明できない出来事や、人々が語り継がずにいられなかった不思議な話。歴史奇譚の魅力に触れたら、あなたはもう、戻れない...。稀代の語り手中野京子が贈る、魅力たっぷりの「怖い話」。
内容説明
サバトの夜にいけにえの赤子が捧げられる…。誰もが知る伝承に隠された、恐ろしい真実とは?稀代の語り手が贈る、21の「怖い話」。
目次
ハーメルンの笛吹き男
マンドラゴラ
ジェヴォーダンの獣
幽霊城
さまよえるオランダ人
ドッペルゲンガー
ゴーレム
ブロッケン山の魔女集会
蛙の雨
ドラキュラ
犬の自殺
ホワイトハウスの幽霊
エクソシスト
貴種流離譚
デンマークの白婦人
大海難事故
トニコティングリー事件
十字路
斬られた首
ファウスト伝説
ディアトロフ事件
「怖い」に魅かれるー因
著者等紹介
中野京子[ナカノキョウコ]
作家・ドイツ文学者。2017年「怖い絵展」、2021年「怖いクラシックコンサート」、2022年舞台「怖い絵」、2023年プラネタリウム「星と怖い神話」をそれぞれ監修(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
43
聞いたことのある物語から知らない物語まで、世界の不思議な話。2023/06/01
猫ぴょん
37
中野京子さんの本はハズレがない✨でもって勉強になるー☺ カスパー・ハウザーと ディアトロフ事件の真相は知りたいなー。 巻末の奇譚年表が分かりやすくて良き☺ 2023/10/20
kei-zu
28
ドッペルゲンガーや英国の幽霊譚など、「奇妙なお話し」の紹介。西洋絵画が解説されることもありますが、いつもの著者の本よりは控えめ。 さすがの語り口がうまさで、楽しく読めます。2023/06/20
しばこ
17
西洋で昔から語り継がれている奇譚の数々。未だにそれが真実かどうか、真相はいかに?という興味深い話ばかり。ただ単に恐ろしく不気味なだけではなく、背景にある歴史や世相なども伺えて、やはり本当はどうなんだろうという気持ちがさらに強くなっていきながら面白く読み終えた。2023/04/13
ATS
15
1トピック10ページ前後で深く掘り下げないのでやや物足りない感じもあるが知らない話が多く面白く読めた。オーディンとヒトラーについての考察が興味深かった。北欧神話のオーディンはルーン文字の秘密を知るために一度死んで復活した。それを祝うのが5月祭(4月30日-5月1日)。ヒトラーはヴァグネリアンでヴァーグナーの「ニーベルングの指輪」にはオーディンが登場する。ヒトラーが北欧神話などに通暁していたであろうことが推測され、5月祭りの4月30日に自殺したのはなにかしら縁があるのかもしれないとのこと。2024/10/05
-
- 和書
- めいわくなボール