中公新書ラクレ<br> エリートと教養―ポストコロナの日本考

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中公新書ラクレ
エリートと教養―ポストコロナの日本考

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121507532
  • NDC分類 002.04
  • Cコード C1295

出版社内容情報

政治家は「言葉の力」で人々の共感を醸成できるのか? 専門家は学知を社会にどのように届けるべきか?――不信感と反感が渦巻く今こそ、エリートの真価が試されている。そこで改めて教養とは何か、エリートの条件とは何か、根本から本質を問うた。政治、日本語、音楽、生命……文理の枠に収まらない多角的な切り口から、リベラル・アーツとは異なる「教養」の本質をあぶりだす。科学史・文明史の碩学からのメッセージ。

政治家や官僚、大学人、企業で指導的な立場にある人、医師やエンジニアなどのリーダーを対象読者にする。エリートと教養の本質を再確認させてくれる、日本人必読の書。

内容説明

政治家は「言葉の力」で人々の共感を醸成できるのか?専門家は学知を社会にどのように届けるべきか?―不信感と反感が渦巻く今こそ、エリートの真価が試されている。そこであらためて教養とは何か、エリートの条件とは何か、根本から本質を問う。政治、日本語、音楽、生命…文理の枠に収まらない多角的な切り口から、リベラル・アーツとは異なる「教養」の本質をあぶりだす。科学史・文明史の碩学からのメッセージ。

目次

第1章 政治と教養
第2章 コロナ禍と教養
第3章 エリートと教養
第4章 日本語と教養
第5章 音楽と教養
第6章 生命と教養

著者等紹介

村上陽一郎[ムラカミヨウイチロウ]
1936年東京生まれ。科学史家、科学哲学者。東京大学教養学部卒業、同大学大学院人文科学研究科博士課程修了。東京大学教養学部教授、同先端科学技術研究センター長、国際基督教大学教養学部教授、東洋英和女学院大学学長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

103
本職の科学哲学者としては勿論、キリスト者として、アマチュア・チェリストとして心から尊敬する村上陽一郎先生。エリートや教養と言うと、スノビッシュな臭みを覚えるが、先生の視点は違う。「エリートとは、普通の人々より多くの義務を背負った存在」「求めるものを高く持する他者への敬意を持つこと」「教養とは流行に掉ささないこと」とし、順応・寛容・慎み・意思の疎通・ユーモア・遠き慮りという言葉で教養人を捉える先生の人間性に心打たれる。後半、年寄りの繰り言的な批評も多いが(ご自身も自覚)、現代世相に対する危機感が迸っている。2022/03/27

KAZOO

94
以前に新潮文庫で同じような内容の著者の本を読みました。一番言いたいことは行きすぎた平等ということで第三章の「エリートと教養」なのでしょうね。どうも私も著者の旧制高校時代の遺物のような話にはあまりついてはいけません。しかしながらこのような教養ということが従来の受験一筋の高校の勉強によってないがしろにされているのではないかということには賛成です。またそれぞれの分野例えば音楽、日本語、生命についての教養はどのようなことかというのをもう少し膨らませてもらいたい気がしました。2022/05/07

24
政治、感染症、エリート、日本語、音楽、生命の6つの分野において、教養とは何かを考えさせる本。著者が1936年生まれとあり、若者には馴染みのない話やお説教めいたお言葉もありますが、「なるほどね〜」「そういうのを教養があるというのか」という気付くことはたくさんありました。自分の教養のなさを率直に指摘してくれるひとが周りにいないので、いい刺激になりました。2022/07/27

梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

22
▼ 著者は科学史家、科学哲学者 でICUの名誉教授だ。紹介文に「政治家や官僚、大学人、企業で指導的な立場にある人、医師やエンジニアなどのリーダーを対象読者にする」とあり、覚悟を決めて読んだ。▼ 政治や感染症のこと、日本語、音楽、生と死などのテーマと結びつけて、自らの専門分野の一つ「教養」についての考えが述べられている。▼ 歴史、数学、音楽など知識の広さ深さに驚いた。▼ 著者の多様なジャンルに渡る知識に触れることで読者の教養が深まるのか、著者の教養を見せつけられているのか…その両方だと感じながら読んだ。2022/10/19

まゆまゆ

19
教養をテーマにしたエッセイ集のような内容。人間は生まれてからずっと人々の間で社会的役割を身に着けながら育っていく。自分の社会的役割を剥がしたときに何が残るのか、自分という証を得るための努力こそ教養であって、単に知識が豊かであることではない、と。何事にも慎みが大切。新しい技術が新しい可能性を示すたびに、人々は新たな欲求を醸成しそれに向けてひたすら行動することが数々の問題を引き起こす、というジレンマ。2022/05/17

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