出版社内容情報
人間の野望が渦巻く「夢の世界」へようこそ。動物園は、18世紀末のヨーロッパに誕生した。しかし珍種を集めて展示する「動物コレクション」は、メソポタミア文明に遡るほどの歴史をもつ。近代に入ると、西洋列強は動物を競って収集するようになり、「未開人」の展示は人気を集めた。果ては「恐竜」の捕獲や絶滅動物の復元計画も登場。異国風建築から、パノラマ、サファリ・パークやテーマ・ズー、ランドスケープ・イマ―ジョンまでのデザインの変遷をたどりながら、動物園全史と驚異の冒険譚を描き出す。
内容説明
動物園は、18世紀末のヨーロッパに誕生した。しかし珍種を集めて展示する「動物コレクション」は、メソポタミア文明に遡るほどの歴史をもつ。近代に入ると、西洋列強は動物を競って収集。動物といっしょに「未開人」まで展示し人気を集めた。果ては「恐竜」の捕獲や絶滅動物の復元計画も登場。異国風建築から、パノラマ、サファリ・パークやテーマ・ズー、ランドスケープ・イマージョンまでのデザインの変遷をたどりながら、動物園全史と驚異の冒険譚を描き出す。
目次
第1章 王都に響きわたる咆哮―古代~近世の「動物コレクション」
第2章 動物園の成立と、そのユニークな文化
第3章 恐竜、ドラゴン、「未開人」―野心的な展示をめぐる冒険
第4章 動物園の世界大戦
第5章 動物のおうちは「バスルーム」?―戦後の発展と高まる批判
第6章 新たな地平を求めて―「支配をあらわす場」から「共生をあらわす場」へ
著者等紹介
溝井裕一[ミゾイユウイチ]
1979年兵庫県生まれ。関西大学文学部教授。関西大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門はひとと動物の関係史、西洋文化史、ドイツ民間伝承研究。『水族館の文化史―ひと・動物・モノがおりなす魔術的な世界』(2018年)で第40回サントリー学芸賞“社会・風俗部門”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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