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出版社内容情報
メディアにセンセーショナルに取り上げられる高齢ドライバーによる重大交通事故。日頃は慎重かつノロノロ運転という高齢者が、猛スピードで信号を無視して、歩行者をはねてしまう。あるいは自損事故を起こし自らの命を絶ってしまう。メディアや世間は、高齢者の運転を危険視し、ひたすら免許の自主返納を促す風潮が続いている。
長年、高齢者医療の現場に身を置いてきた著者は、そんな交通事故の背景には、高齢者が服用している薬による意識障害があるのではと指摘し、免許返納を考える前に、今一度、服用している薬の副作用のリスクを点検する必要性を説く。
我が国に蔓延する、高齢者の多剤服用と、そのことが及ぼす深刻な影響を考える。
内容説明
免許返納の前に、服用している薬のチェックをお勧めします!なぜ、欧米では高齢者の暴走事故が問題化していないのか?
目次
第1章 高齢者の暴走事故は「薬害」の可能性が高い(高齢者の暴走事故。真相は「薬害」ではないのか;「認知機能の衰え」が暴走事故の原因とは考えにくい ほか)
第2章 薬で検査数値を下げるほど、事故のリスクは高くなる(血圧や血糖値は高齢になったら高くて「当たり前」;検査数値の「異常=病気」とは言えないわけ ほか)
第3章 薬の数が増えれば、副作用も起こりやすくなる(日本の医者が薬をやたらに出す理由;多くの医者は臓器の専門家 ほか)
第4章 薬を最小限にするための医療の受けかた&暮らしかた(ヤブ医者とは「薬を必要以上に出す医者」のこと;「薬にならないのに毒だけある」という薬もある ほか)
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒。精神科医。東京大学医学部付属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。高齢者専門の精神科医として35年にわたって高齢者医療の現場に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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みこ
高尾樹和