出版社内容情報
東京地検特捜部。警察の手が遥かに及ばない「聖域」、政治と経済の中枢に切り込む「ドブさらい」集団。「巨悪を眠らせない」を使命とする特捜検察が摘発に乗り出した、平成時代の「巨悪」とは何だったのか? バブルに酔いしれた「カネ余り日本」の贈収賄事件、金融・建設業界と政官との構造的癒着、世界的経営者の電撃逮捕。金融失政で最強官庁の汚職に切り込み、日本の市場構造を塗り替えた大蔵省汚職事件。特捜部長としてこの空前絶後の事件捜査を指揮したキーパーソンが、政官財を巻き込んだ重大事件と激動の平成30年を検証する。
内容説明
東京地検特捜部。日本の「聖域」、政治と経済の中枢に切り込む「ドブさらい」集団。「巨悪を眠らせない」を使命とする特捜検察が摘発に乗り出した、平成時代の「巨悪」とは何だったのか?バブルに酔いしれた「カネ余り日本」の贈収賄事件、金融・建設業界と政官との構造的癒着。「最強官庁」の汚職に切り込み、日本の市場構造を塗り替えたと言われる大蔵省汚職事件。特捜部長としてこの空前絶後の事件捜査を指揮したキーパーソンが、政官財を巻き込んだ重大事件と激動の平成30年史を検証する。
目次
1章 リクルート事件
2章 共和汚職事件
3章 金丸信元自民党副総裁の巨額脱税事件
4章 ゼネコン汚職事件
5章 四大証券・大手銀行による総会屋への利益供与事件
6章 大蔵省汚職事件
7章 大阪地検特捜部証拠改竄事件
8章 野球界の改革
9章 カルロス・ゴーン日産自動車元会長をめぐる事件
著者等紹介
熊崎勝彦[クマザキカツヒコ]
1942年岐阜県生まれ。熊崎勝彦綜合法律事務所所長弁護士。72年に検事任官(24期)。96年東京地方検察庁特捜部長、2004年最高検察庁公安部長等を歴任し、同年に退官、弁護士に。東京地検特捜部勤務が長く、在籍時には政官財界を巻き込んだ贈収賄事件、金丸信元自民党副総裁の巨額脱税、大手銀行・証券会社による総会屋への利益供与、大蔵省汚職などの特殊重大事件を手がけた。退官後は、日本プロ野球コミッショナー・同顧問を歴任した他、大学客員教授・企業社外役員・不祥事を起こした企業の調査委員長等を務める。テレビ解説員としても活躍。13年瑞宝重光章受章。19年WBSC(世界野球ソフトボール連盟)から名誉勲章を受章
鎌田靖[カマダヤスシ]
1957年福岡県生まれ。ジャーナリスト。元NHK解説副委員長。NHK「週刊こどもニュース」で池上彰の後任として、2代目お父さん役を務めた。報道局社会部、司法キャップ、NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災」「追跡!AtoZ」キャスターなどを歴任。2017年退局後、テレビ東京「未来世紀ジパング」ナビゲーター等を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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