出版社内容情報
国が推進する電子マネー。企業が覇権争いを繰り広げるキャッシュレスサービス。近年世間を騒がせた仮想通貨。浸透し始めたブロックチェーン。
2019年、フィンテックという言葉のもとに、あらゆる場面の根幹にある「お金」のあり方が変わり始めた。インターネットと社会の関係を長年研究してきた著者は、この先「貨幣経済が衰退する可能性は高く、その未来にニューエコノミーが立ち上がる」と主張する。そこでは従来の貨幣文化のみならず、人類が構築してきた専門性や労働、さらに国家までも解体される対象になりうるという。
お金が消えるのと同時に消滅する職業や学問とは? 「お金」が消滅した先でも変わらず価値を持つものとは? その先で私たちは何を歓びに生きるのか? この本を手に、混沌たる世界を進め!
内容説明
電子マネーにキャッシュレス、暗号資産、ブロックチェーン。今フィンテックという言葉のもとにお金のあり方が変わり始めた。インターネットと社会の関係を研究する著者はこの先「貨幣経済が衰退する可能性は高く、その未来にまったく異なる世界が立ち上がる」と主張する。お金が消滅すると同時に消える職業とは?変わらず価値を持つものとは?その先で私たちは何を歓びとして生きる?この本を手に混沌たる世界を進め!
目次
第1章 2019年、「お金」が消え始めた(いよいよ日本で始まった「キャッシュレス化」;キャッシュレス化の実態 ほか)
第2章 2049年、「お金」消滅(西暦2049年―15歳(2034年生まれ)の女性の話
「お金」消滅のロードマップ ほか)
第3章 「お金」のない世界をどう生きるか(西暦2049年―45歳(2004年生まれ)の男性の話
「お金」は人生の目的ではない ほか)
第4章 「ニューエコノミー」に備えよ(西暦2049年―35歳(2014年生まれ)の女性の話
姿を現す「ニューエコノミー」 ほか)
著者等紹介
斉藤賢爾[サイトウケンジ]
1964年、京都市生まれ。早稲田大学大学院経営管理研究科教授。そのほか一般社団法人ビヨンドブロックチェーン代表理事、一般社団法人アカデミーキャンプ代表理事など。大学卒業後、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(現日立ソリューションズ)入社。93年、米コーネル大学大学院にて工学修士号(コンピュータサイエンス)取得。外資系ソフトウェア企業などに勤務した後、2000年より慶應義塾大学環境情報学部村井純研究室に在籍。06年、同大学院にてデジタル通貨の研究で博士号(政策・メディア)取得。長期にわたりデジタル通貨の研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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