中公新書ラクレ<br> ハラスメントの境界線―セクハラ・パワハラに戸惑う男たち

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中公新書ラクレ
ハラスメントの境界線―セクハラ・パワハラに戸惑う男たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 262p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121506566
  • NDC分類 366.3
  • Cコード C1236

出版社内容情報

2018年4月18日、財務省事務次官がセクハラで訴えられ、辞任しました。皆さんの記憶にも残っていることでしょう。その後、霞が関では野田聖子女性活躍担当大臣が「セクハラ緊急対策」をまとめて対処し、まさに今、法改正も視野に入れた労働政策審議会が行われています。既に過去のことのように思われているかもしれませんが、あの事件をきっかけに、セクハラに対する認識が変化し、日本での#MeToo運動にも拍車をかけています。





「でも、自分はすごいエライ人ではないし、遠い世界の話でしょ」


 そう思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、外資系企業をはじめ、日本国内でも、セクハラに対する意識改善の波が押し寄せてきているのです。そんな世の中になれば、企業側も対応せざるを得なくなってきます。「ブラック企業か否か」と同じくらい、人材獲得のための重要なポイントでもあるわけです。





「セクハラは悪いことって知っているし、自分はそんな悪いことはしてないはず」


 各個人、特に男女による認識の違いは、明らかです。世代の違いによるムラもありますが、女性が見たら絶対にセクハラだと思うようなことが、男性には全く気付かれていない、それの際たるものが、冒頭に述べた財務次官だとも言えます。言葉遊びの感覚で、他人を卑下していることもあります。





「いつセクハラで訴えられるか分からないから、コミュニケーションは極力避けよう」


 これでは、企業として正常な生産をあげることができません。女性の社会進出が促進されるこれからの時代、「コワイから話さない」では済まされません。





 これからの社会を生き抜く方法を知れば、会社の中でも、自分の居場所を作ることに繋がります。「何がイエローカードなのか」を知ることが、あなたがこれまで築き上げてきたキャリアを守ることにもなるのです。





 アウトになってしまう前に、身辺を見直してみませんか?

内容説明

個人のキャリアや企業の新しいリスクマネジメント、生産性が高く働きやすい職場づくりのため、欠かせない「セクハラ、パワハラの意識と行動のアップデート」を促す本。「働き方改革実現会議」の一員として、法改正などの議論の渦中にいる著者の実態調査と最新対策事情。今現在働く男女や、企業の法務担当として活躍する弁護士へのインタビュー、ITでできる最新ハラスメント対策など、“これからの働きやすい会社のかたち”を提案します。

目次

はじめに 日本はハラスメント後進国です
第1章 ハラスメントを気にする男たち
第2章 女性から見たハラスメント―営業女性怒りの覆面座談会
第3章 財務省セクハラ事件とは何だったのか?
第4章 企業の懲戒はどう決まるのか?(五味祐子弁護士×白河桃子)
第5章 #MeToo以降のハラスメント対策最新事情―組織がハラスメントをアンラーニングするために
第6章 同質性のリスクは組織のリスク

著者等紹介

白河桃子[シラカワトウコ]
東京生まれ。慶応義塾大学文学部卒業後、住友商事、外資系証券などを経てジャーナリスト、作家に。働き方改革、少子化、キャリアデザイン、女性活躍、ダイバーシティ、ジェンダーなどをテーマとし、執筆、講演、テレビ出演多数。数々の提言を政府の委員としても行っている。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

77
2019年刊。世間は変わりつつあるのでしょうか▽ハラスメント問題は、被害者VS加害者ではなく、ハラスメントを容認する風土を変えたい人VS変えたくない人の戦い。「業績がよければハラスメントをする人材でもかまわない」という認識は2018年4月18日、セクハラ財務事務次官が辞任した日に変わった。マイナスはプラスより大きく働く。《アンラーニング》いったん学んだ知識や既存の価値観を捨て去り、新たに学びなおすことが必要▽家庭内モラハラに長年苦しんでいるので学びを深めようと思います。いまにみてろ2024/01/12

なるみ(旧Narumi)

33
著者白河桃子さんのツイッターで本書を知って読んでみました。参考になったのは、第5章 #MeToo以降のハラスメント対策最新事情で、各社等々の取り組みがわかったことでした。2019/06/05

イトノコ

30
図書館本。日本的な、ハラスメントが容認される組織からの脱却を指南する。タイトルの割にかなりセクハラに寄った内容であったこと、後半内容が多岐に渡りすぎてやや散漫になったことは残念だが、ためになる内容だった。以下まとめ。ハラスメントは個人の問題ではなく組織の問題/ハラスメントは組織の生産性を下げる/「セクハラをするが仕事はできる人」は組織にリスクをもたらす/調査をしっかり行えば、ハラスメントか否かの判断軸に大きなギャップは生じない/ハラスメントの基準を明確に/日本の組織の同質性の高さのリスクは極めて高い/2020/11/11

チャッピー

28
不祥事が起きやすい組織の特徴として「同質性」の高さがあるとのこと。日本は上場企業における女性役員の割合が149ヶ国中110位。日本より低いのは韓国とイスラム圏の国々。セクハラ・パワハラが問題化されてきても企業のトップ層は加害者に多い世代の男性ばかりという現実。社会の根本が変わらない限り何も変わらないのではと暗い気持ちになる。しかし今まで許されてたかもだけど、それハラスメントですよという意識が広がりつつあるので改革は少しずつでも進んでいくと思う。2019/09/03

金吾

25
パワハラだらけの職場にいた時は、部署の半分の人が心を病み休職しました。私自身はなんとかもちましたが、組織がパワハラ軍団を守り、心を病んだ同僚たちを批判した時に本当に嫌になりました。 ハラスメントは職場環境を悪くするといいますが、そんなものではなく個人の人生を破壊する行為だと思います。2023/12/07

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