出版社内容情報
世界全体が大きな転換期に入った。トランプ流の「商売外交」は「アメリカの時代」の終わりの始まりなのか? 米中は衝突のコースを歩み始める中、習近平の「2050年 中国の夢」は何を目指しているのか? 米中対立が激化する中、日本の戦略とは?
習近平の中国への観測が国際社会の喫緊の課題となった今、習近平の中国を知り尽くした元大使が日中米の最新動向を追い、「苦闘する超大国の実情」を分析したインテリジェンス・レポート。
内容説明
米中が衝突のコースを歩み始めた中、不確定で不愉快な外交リスクが浮上。トランプの登場は「アメリカの時代」の終わりの始まりなのか?習近平が謳い上げた「中国の夢」「一帯一路」をどう読むか?21世紀に入り、日中はともに相手国の把握に「失敗」してきた。私たちは中国が直面する危ういジレンマを認識した上で、そろそろ新時代にふさわしい付き合い方を構想すべきである。「習近平の中国」を知り尽くした元大使によるインテリジェンス・レポート。
目次
第1章 われわれは歴史から何を学ぶのか
第2章 われわれは今どういう世界に住んでいるのか
第3章 「習近平の中国」は何を目指しているのか
第4章 「習近平外交」は生成発展の過程にある
第5章 日中関係の本質的な変化
第6章 新時代の対中新思考と日本の戦略
第7章 平和で安定した日中関係の構築
著者等紹介
宮本雄二[ミヤモトユウジ]
1946年福岡県生まれ。日本日中関係学会会長、宮本アジア研究所代表、日中友好会館会長代行。69年外務省入省。欧亜局ソヴィエト連邦課首席事務官、国際連合局軍縮課長、アジア局中国課長、軍備管理・科学審議官、駐アトランタ日本国総領事、駐ミャンマー連邦日本国特命全権大使、沖縄担当大使など歴任したのち、2006‐10年、駐中華人民共和国日本国特命全権大使。10年に退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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