中公新書ラクレ<br> 安彦良和の戦争と平和―ガンダム、マンガ、日本

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中公新書ラクレ
安彦良和の戦争と平和―ガンダム、マンガ、日本

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  • サイズ 新書判/ページ数 301p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121506467
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C1295

出版社内容情報

『機動戦士ガンダム』の生みの親の一人であり、『神武』『虹色のトロツキー』など重厚な作品群を世に問うてきた漫画家・安彦良和。『宮崎駿論』などで注目される気鋭な批評家が20時間のインタビューで聞き取った、作品の神髄と「ガンダム」への思いとは? 
2019年は『機動戦士ガンダム』テレビ放送から40周年、安彦氏がライフワークとして書き上げた『機動戦士ガンダム THE ORIGEN』の映画シリーズがテレビ初放送という大注目の年。白熱討論を通して、「ガンダム」とマンガ作品の魅力、日本史、戦争、現代社会について語りつくす!

内容説明

『機動戦士ガンダム』の生みの親の一人であり、マンガ家として歴史や神話を題材にした傑作を世に問うてきた安彦良和。『宮崎駿論』などで注目される気鋭の批評家が20時間にわたって聞き取った、『機動戦士ガンダム』の神髄とマンガに込められたメッセージとは?2019年『機動戦士ガンダム』テレビ放送開始から40周年。戦争・歴史マンガの多彩で豊饒な作品世界、日本の歴史、あの戦争、いまの社会―。40年を超える、過去から未来への白熱討論!

目次

1 『機動戦士ガンダム』をめぐって(『機動戦士ガンダム』前史とアニメとの別れ;『機動戦士ガンダム』の方法;『機動戦士ガンダム』という物語)
2 マンガ家として(初期作品;日本近代史シリーズ;日本古代史シリーズ;西洋史シリーズ)

著者等紹介

杉田俊介[スギタシュンスケ]
1975年神奈川県生まれ。批評家。法政大学大学院人文科学研究科修士課程修了。文芸誌・思想誌などさまざまな媒体で文学、アニメ、マンガなどの批評活動を展開し、作品の核心をつく読解で高い評価を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bo-he-mian

22
大分前に読了していたのだが、中々レビューが書けなかったのは、たぶん本書について書くという事は、一冊の本の感想というものを甚だしく逸脱した、自分史のような(というのは若干大袈裟にしても)文章になってしまうんじゃないかと感じたからだ。自分は『ガンダム』の本放送時は小6だった。そしてリアタイでは観ていなかった。ガンダムブームというのも、実は放送が終わってしばらくしてから起きたものだ(この辺はちょっと「エヴァ」に似てる)という事を記憶している人は、案外少ないかもしれない。ガンダムブームは劇場版がきっかけなのだ。2019/05/08

Tenouji

19
終始、興味深く読めた。著者の思想的まとめを含んだ質問に、安彦良和氏が、実体験を含めて答えていくという内容。革命的暴走を安彦氏は嫌っているものの、根本的に分かり合えない者達が、一瞬の共鳴をもって輝きをみせることに、魅せられている面がある。ロシアへの興味なども含めて、とても面白い話だった。安彦氏のマンガ作品を読んでみよう。2019/04/03

緋莢

18
「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザイン、アニメーションディレクター、作画監督をつとめ、さらに日本近代史や西洋の政治宗教史を題材とする漫画も描いた安彦良和。 安彦良和の仕事の軌跡と作品に触れながら、そこに込められたメッセージと考えを明らかにしていこうとする本です。「ヴィナス戦記」は本当に振り返りたくない作品だった けれど、最近見て感動したというのは『革命とサブカル』でも似たような事を書いていたな、と(作品は7月にBlu-rayで発売されたようです)(続く 2019/08/12

RASCAL

18
NHKで「ガンダム THE ORIGIN」を視聴中なので、思わず手に取った本。前半がガンダムの話、後半は安彦さんの他の漫画作品について。安彦さんがこんなに漫画を描いているとは知らなかった、未読なのでこの部分は流し読み。安彦史観と言っていいのだろうか、そういうものに触れることができた。2019/05/26

nishiyan

16
安彦良和先生と杉田俊介氏によるガンダム以降のアニメ、マンガといった安彦先生の作品を巡る対談集。杉田氏の指摘を毎回、否定する安彦先生という噛み合っているようで噛み合わないところがなかなか面白い。照れなのか、本当にそう思っていないのか、神のみぞ知るというところではあるのだが…。『ガンダムORIGIN』を経て、過去のアニメ監督作品と向かい合うことになったきっかけや、それらの作品群への思いなど知ることができて、収穫でした。しかし安彦先生の押井守評は辛いですね。そこは全共闘世代としての矜持があるのかもしれない。2019/06/04

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