中公新書ラクレ<br> 江戸暮らしの内側―快適で平和に生きる知恵

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中公新書ラクレ
江戸暮らしの内側―快適で平和に生きる知恵

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  • サイズ 新書判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121506429
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C1221

出版社内容情報

少ない物的資源を有効に使い、無駄なく再利用していたこと。狭くプライバシーも制限された住居に暮らしつつも、近隣の人々とうまく付き合い、和やかな人間関係を築いていたこと。そして、しっかりした教育を受け、よく本を読んでいたこと。「与えられた場で懸命に生きる」人生を自然に送っていたこと。こうした江戸庶民の生の「内側」を幅広く捉え、さまざまなエピソードとともに本書は紹介していきます。衣食住はもちろん、教育や出版、そして生老病死まで江戸庶民の「内側」を活写。江戸庶民のあり方は二一世紀に暮らす私たちにとって、「生きた」知恵の宝庫です。図版多数。

森田健司[モリタケンジ]
著・文・その他

内容説明

少ない物的資源を有効に使い、無駄なく再利用していたこと。狭くプライバシーも制限された住居に暮らしつつも、近隣の人々とうまく付き合い、和やかな人間関係を築いていたこと。そして、しっかりした教育を受け、よく本を読んでいたこと。「与えられた場で懸命に生きる」人生を自然に送っていたこと。こうした江戸庶民の生の「内側」を本書は幅広く紹介していきます。その生き方は21世紀に暮らす私たちにとって、生きた知恵の宝庫です。

目次

第1章 大江戸の誕生と庶民―江戸庶民の「住」(家康入封以前の江戸;江戸という町の成り立ち ほか)
第2章 白米と外食と独自の価値観―江戸庶民の「食」(一日三食と外食産業のはじまり;庶民の日常的な食事 ほか)
第3章 「さっぱり」した服飾文化―江戸庶民の「衣」(「振袖火事」の物語;服を買うのは古着屋 ほか)
第4章 庶民の教育と出版(子どもに教育を受けさせる「デメリット」;寺子屋が普及した「隠れた理由」 ほか)
第5章 与えられた場で懸命に生きるということ―江戸庶民の「生・老・病・死」(雇われ商人の一生;当時の晩婚と未婚 ほか)

著者等紹介

森田健司[モリタケンジ]
1974年神戸市生まれ。京都大学経済学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間・環境学)。現在、大阪学院大学経済学部教授。専門は社会思想史。とくに江戸時代の庶民文化・思想の研究に注力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紙狸

10
2019年刊行。著者は、江戸時代の庶民の心情に近づくために二つのアプローチを用いる。石田梅岩の心学の研究、もう一つは木版画。庶民に道徳教育が浸透していたことが社会の安定、治安の良さにつながった。著者は、江戸時代の平和が好きなのだ。個人的に面白かったのは、江戸で麺類はうどんが主流だったのが18世紀後半に蕎麦がとってかわった、という話。江戸は当初、醤油を関西に依存していたが、次第に周辺で生産できるようになり、「鰹節の出汁に醤油を加えて作られた蕎麦つゆ」が普及した。今でも東京は蕎麦がうまい。江戸の遺産だ。2021/08/12

ソフトバンク

0
アメブロに書きました https://ameblo.jp/softank/entry-12816772211.html2023/08/14

空木

0
題材は面白かった。江戸時代の庶民の話をすると幕末に日本を訪れた外国人の話がでてくるね。他の本でもそうだったなあ。外国人の文は必ず日本語訳されてるけど、当時の日本で書かれた文は現代語訳があったりなかったりで読みにくい。訳が有るなら時間かけて元の文読まないよ。最後の方の老いと男性の髪型、女性のお歯黒の結びつけは無理があるように感じた。2020/06/09

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