出版社内容情報
「統計」と聞けば、自然現象そのもの、或いは機械的な描写のように錯覚される場合が多いが、実は誰かが編集し、分析したもので、その裏には必ず「意図」が存在することを私たちは忘れがちだ。しかしAIの存在意義が高まるこれから、必要なのは本当の意味で正しく統計を使い、読み解く力で、「統計学」こそ世界の共通言語になる、と筆者は主張する。そこで、統計リテラシーを高めることを試みた東大講義、「統計という『言語』の便利な使い方」をベースにした新書をここに。二酸化炭素は温暖化と関係ない? いくらタバコを吸ってもガンにはならない? 統計がヘイトスピーチを加速する? あなたは「統計」に隠された意図を見抜くことができるのか
内容説明
「統計」とは、あくまで誰かが編集して分析したものであり、その裏には必ず「意図」が存在することを私たちは忘れがちだ。一方でAIの存在意義が高まるこれから、統計を正しく使い、読み解く力が必須となり、「統計学が世界の共通言語になる」と著者は主張する。二酸化炭素は温暖化とは関係ない?タバコをいくら吸ってもガンにならない?データがヘイトスピーチを加速する?あなたもきっと「統計」に操られている!
目次
序章 統計以前の問題
第1章 統計はだます―詐欺・偽装編
第2章 統計は盗む―窃盗・横領編
第3章 統計は迫害する―中傷・虐待編
第4章 統計は殺す―殺人・環境破壊編
終章 統計の暴走を許さないために
著者等紹介
佐々木彈[ササキダン]
1966年、東京都生まれ。東京大学社会科学研究所教授。東京大学経済学部経済学科卒業、旧経済企画庁国民生活局勤務、東京大学大学院経済学研究科中退等を経て96年、米Princeton大学にて博士(経済学)取得。Copenhagen(デンマーク)、Melbourne(豪)、Exeter(英)各大学にて教職の後、2002年より東京大学社会科学研究所、09年より現職。専門は法と制度の経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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