内容説明
オムライス、エビフライ、ナポリタン…みんな大好き、日本が誇る洋食屋さん約100店を紹介。ルーツをさかのぼって老舗ホテル、軍港の呉、産業都市の苫小牧。はたまた懐かしのデパート食堂、普段遣いのファミレス、がっつり学生街。ご存じ「定食評論家」が津々浦々で食べ歩く!
目次
第1章 「洋食の場」発展史と「ウキウキ」分析
第2章 メニューの研究
第3章 洋食「聖地」探訪その1―人形町、銀座(日比谷)、日本橋、浅草、上野
第4章 洋食「聖地」探訪その2―神保町界隈、横浜
第5章 洋食ニッポン・関西三都物語―京都・大阪・神戸
第6章 首都圏洋食紀行
第7章 洋食ニッポン・全国めぐり―苫小牧、札幌、仙台、新潟、名古屋、岡山、広島(呉)、松山
第8章 洋食とチェーン店・のれん分けなど
終章 未来の洋食、世界の洋食
著者等紹介
今柊二[コントウジ]
定食評論家。1967年、愛媛県生まれ。横浜国大卒。大学卒業後の93年に友人2人とともに畸人研究学会を立ち上げ、主幹におさまり、95年より機関誌『畸人研究』を発行。96年より漫画雑誌『ガロ』で畸人に関する連載を開始し、その後模型史研究家を経て、2002年より定食評論家。その後、「定食道」を驀進する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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yumiko
67
題名に共感!洋食屋さんってなんでこんなに心が浮き立つのかな。 クラシカルな佇まい、豊富なメニュー、手間隙かかったプロの味…数十年変わらない姿に、家族で外食した時の懐かしい記憶が呼び起こされるからかも。 人形町、銀座、日本橋の聖地探訪に始まり、横浜や関西三都、地方にまで足を伸ばして、食べに食べたりの著者のエネルギーが凄い。 海軍系、ホテル系、外国船コック系などタイプ別の起源分析や、メイン料理の研究も面白い。 先日気になりつつ通り過ぎた大阪の重亭、スパピザが美味しそうな横浜ホフブロウには必ず行かなくちゃ♪2017/08/03
ホークス
48
2017年刊。定食評論家の著者が書きためた大量のレビュー+コラム。60近くなるとカツカレーを注文しづらい。でも無性に食べたい。洋食屋の匂いは麻薬的だ。ハンバーグ、コロッケ、エビフライなどの語感だけで嬉しくなる。「○○軒、○○亭」という店名も郷愁を誘う。紙ナプキンで包んだスプーンや手間をかけた付け合わせに、店の歴史、店主の心意気を感じる。著者のレビューは素朴で、調理法や食材に対する拘りがない。嗜好も食べ方も学生みたいでワンパターンだけど、この爽やかさがコッテリした洋食のレビューに合う。胸焼けしつつ読了。2021/02/14
ばう
46
★★著者は「定食評論家」らしい。色んな評論家がいるんだなぁとまず感心。内容は日本の洋食文化の歴史、様々なメニューの分類、全国の「聖地」と言われる洋食屋さんの紹介、そして未来の洋食はどうなるか?など実に盛り沢山でした。興味深い内容でしたが想像していたものより文章多めの堅い内容だったのと、どうも最近洋食より和食を好むようになった為か、それほどウキウキはしませんでした。2017/05/15
よこたん
44
“生野菜に付け加えてポテトサラダやスパが少しだけ付随することもあり、大体いい店は、これが宝物のようにおいしい。” そう、もうちょっと乗せてくれたらいいのにと思う思う(笑) お寿司や中華も大好きだけど、洋食って子どもの頃から変わらない高揚感に包まれる。ハンバーグやコロッケ、フライ、オムライスと家庭でおなじみのメニューなのに、家庭では出せないおいしさが詰まっている。だから食べる機会にめぐり合えた時には、とにかくデミグラスソースのかかったものを食べたい。京都大阪神戸の憧れのお店も紹介されていて嬉しかった。2018/04/17
ごへいもち
35
行ってみたいお店はあったが♪サイゼリアが美味しいというレベルなのであまり期待してはいけないよね2017/12/18
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