中公新書ラクレ
読売新聞朝刊一面コラム「編集手帳」〈第29集〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 181p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121505460
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1295

出版社内容情報

ドタバタの新国立競技場問題、欠陥マンションなど祥事が相次ぐ一方、日本人二人のノーベル賞でも沸いた2015年上半期を辿る。

内容説明

エンブレム、新国立競技場と2020年東京五輪絡みの混乱が続く中、安全保障関連法案を巡る騒動が夏の不快指数を上げ、記録的豪雨は東日本に大きな爪痕を残した。一方、秋にはラグビー日本代表のW杯での活躍、大村・梶田両氏のノーベル賞受賞と快挙が相次いだ。激動の半年を辿る。

目次

相客
夕方
鈴木尚広
189
朝顔
悲しい誤字
あとは野となれ
玉音放送
花の人
夏の旅〔ほか〕

著者等紹介

竹内政明[タケウチマサアキ]
読売新聞論説委員。1955年、神奈川県生まれ。79年、北海道大学文学部哲学科宗教学専攻卒業後、読売新聞に入社。長野支局を経て、東京本社・経済部で財政、金融などを担当。98年に論説委員会に移り、2001年7月から朝刊一面コラム「編集手帳」を担当。著書に『心にジーンと響く108の名言』(大和書房)。2015年度日本記者クラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

98
昨年の7月から12月までの編集手帳を収めた最新刊です。読売新聞をお読みの方は今更でしょうがまとめて読むとああこのようなこともあったのだなあということで認識を新たにさせてくれます。とくにこんかいいちばんいんしょうにのこったのは、新明解辞典の三省堂の教科書謝礼事件で、この辞書にある「必要悪⇒それ自体取り上げるときは悪とみなされるがその社会の存続のためには、必要な手段として行われるもの。・・・・」を引用してのぴりっと効いた皮肉がありました。2016/02/13

Schuhschnabel

3
このシリーズをはじめて読んだが、たまたま著者が病床に臥している期間の前後にあたる巻だった。こういう文章は自分には全く書けないので著者の才能を羨んでしまうが、日々情報を集めているからこういうものが書けるわけであって、やはり乱読は大切だなと思った。ただ、「糖尿病」を読むと、医療関係でコラムを書くことの難しさを感じる。2017/08/05

よたろー

1
こういう本もあるのか。 箸休めに読める感じ。 コラムに特徴的な文体な気がする。2022/05/14

山田

1
読売新聞で連載されている編集手帳をまとめたもの。2015年7月~12月までのものがまとめられている。 この時期は、なんと著者が脳梗塞で倒れ、1か月程内容が抜けている。そのため本自体が少し薄い。それでもニュースの濃さとしては十分あるからすごい。 幸せなニュースも多ければ、不幸なニュースも多かった。もう少し温かいニュースが多くあってほしいものである。2017/02/11

ななん

1
著者本人が語るように脳梗塞後は語り口が丸くなり、優しい印象のコラムが多い。著者の持ち味は悪への怒り、その時の鋭い皮肉とエスプリだと思っている。私にとっては9月以降は物足りなく感じた。しかし、9月以降のコラムは単純に生命を尊ぶモノが多く、生きている喜びの実感を感じさせる。今後の著者のコラムの変化が楽しみである。また、時事の復習にも役立つので、定期的に読んでいこうと思う。29集の個人的ベストは12月1日の「朗らかなニヒリズム」だ。目玉のおやじが泣かせる。2016/02/14

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