中公新書ラクレ<br> 国際機関で見た「世界のエリート」の正体

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中公新書ラクレ
国際機関で見た「世界のエリート」の正体

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  • サイズ 新書判/ページ数 230p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121505026
  • NDC分類 329.27
  • Cコード C1230

内容説明

理想に燃える人材か、矛盾だらけの「ひ弱な貴族」か―著者は4つもの主要国際機関で17年間にわたり活躍した稀有な日本人。広報担当事務次長として潘基文国連事務総長を支えた体験などをもとに、グローバル人材の表と裏の顔を明かし、国際社会で闘うノウハウを伝授する。

目次

第1章 国際公務員という仕事
第2章 国際公務員の魅力―実力の世界
第3章 国際機関で働くことの憂鬱―ひ弱な貴族
第4章 国際機関で働く日本人―なぜこんなにも少ないのか
第5章 国際公務員になる方法―公募と試験
第6章 日本人を増えす方策
第7章 グローバルに働くための仕事術10ヵ条
世界で活躍するためのブックガイド

著者等紹介

赤阪清隆[アカサカキヨタカ]
元・国際連合事務次長。現・フォーリン・プレスセンター理事長。京都大学法学部卒。英国ケンブリッジ大学にて経済学学士及び修士号取得。1971年外務省入省。在マレーシア日本大使館、在ジュネーブ国際機関日本政府代表部、関税及び貿易に関する一般協定(GATT)事務局、世界保健機関(WHO)事務局等に勤務。97年には、大臣官房外務参事官(のちに審議官)兼総合外交政策局国際社会協力部に任命され、京都議定書の交渉にあたる。2000~01年は国連日本政府代表部大使を、03~07年は経済協力開発機構(OECD)事務局事務次長を務める。07年、潘基文こくれん事務総長により国連広報担当事務次長に任命。12年に国連を退職し、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Taka

6
現在戦争中の祖国を持つ国際公務員はどんな気持かしら。世界でも指折りの引きこもり民族日本在住の私は国際公務員なんて進路考え付きもしなかった。人と人ではなく国と国。文化や背景が違う国々が一つにまとまるのは果たしてできるのか。していい事なのか。日本人はもっと前にグイグイ出るべきか。下品な人々とエリートの差は何か。結局段々便利な都市から離れたくなくなるのだという。世界を知る。使命を持つ。戦略。冷静。妥協案。まず相手を褒める。ネットワークを広げる。コミュ力磨く。どこへでも顔を出す。赤信号を渡っていいと判断する力2022/05/05

牛タン

3
内容:外務省入省後(経緯は不明だが)4つの国際機関で働いた著者が、国際機関の気質や文化を語る。 感想:国際機関の雰囲気はなんとなく伝わってきた。ただ著者はたぶんいきなり上の方から入って上の方で活躍していた人と言う感じで、明示的に言っているわけではないが、たぶん本書で語られるのも本部の上層部の話なんじゃないだろうか。2017/03/31

カモミール

2
国際公務員とは?が中心の内容。本部で、ノーマティブ(規律作成的)な仕事を経験した筆者談が、リアルで読みやすい。 4つの国際機関(WTOの前身であるガット。ジュネーブのWHO。パリのOECDで補佐官。パンギムン事務総長の元で国連広報。)で働き、(気候変動サミット)京都議定書会議にも携わった経験をもとにしている。 これから国連職員を目指す人に向けての、選考過程についても多くページを割いています。2020/02/04

lop

2
国連など国際機関で働く方法、働く内容が書かれてました。 以下に自国の人を送り込むかで国際的な影響力が出るのは納得。 こういうところでも外交下手を感じます。 外国人の個人主義についてはこの本が最も端的にわかりやすかったです。2018/01/07

蒼一朗

1
★★★★様々な国際機関を渡り歩いて得た知見を整理し、これから国際機関を目指す若者たちの背中を強くおしている一冊。シャンペン・ディベロップメントコンサルトの比喩のように、悪しき慣習面も含めて現場にいたから分かる情報が盛り沢山。2016/06/03

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