出版社内容情報
尖閣諸島、竹島、シリアなど揺れ動く最新の国際情勢を的確に分析し、日本が自国を防衛するための課題を浮き彫りにする。
内容説明
尖閣諸島・竹島の領土問題、北朝鮮のミサイル発射と核実験などアジアの軍事的緊張は高まる一方。逆に、化学兵器使用のシリア・アサド政権への武力行使を断念するなどアメリカの影響力には翳りが見え始めている。日本を取り囲む安全保障環境が激変している現状を伝え、対応策を探る。
目次
第1章 安全保障って、そういうことだったのか
第2章 世界から「警察官」がいなくなった
第3章 日本版NSCに足りないもの
第4章 武器なき外交は、楽器のない音楽
第5章 安全保障は感情で動く
第6章 「国家安全保障戦略」が書かなかったこと
第7章 中国という安全保障上の最大懸念
著者等紹介
潮匡人[ウシオマサト]
昭和35年(1960年)青森県八戸市生まれ。早稲田大学法学部卒。旧防衛庁・航空自衛隊に入隊。早稲田大学大学院法学研究科博士前期課程修了。第304飛行隊、長官官房、航空総隊司令部勤務等を経て3等空佐で退官。聖学院大学政治経済学部専任講師、防衛庁広報誌編集長、帝京大学人間文化学科准教授等を歴任。拓殖大学日本文化研究所客員教授。公益財団法人「国家基本問題研究所」客員研究員。NPO法人「岡崎研究所」特別研究員。東海大学海洋学部非常勤講師(海洋安全保障論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
3
ふむ2024/04/11
モモのすけ
3
「日本国に必要なのは、世界標準のインテリジェンス機関と、世界標準の軍隊です」「油断大敵」2014/04/16
pudonsha
1
刊行当時は認められていなかった集団的自衛権は行使できる環境になったが、今後も進めなければならない課題はたくさんあることが分かる。2018/01/07
モンドノスケ
1
安全保障というと、すぐに戦争に結びつけ、安直に論じる人間がいる。しかし、自国民を守るためには、法整備や準備が必要となる。これを学ぶための良書だと思う。2015/01/31
sayan
0
感想は後ほど2014/10/14