中公新書ラクレ<br> 料理僧が教えるほとけごはん―食べる「法話」十二ヵ月

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中公新書ラクレ
料理僧が教えるほとけごはん―食べる「法話」十二ヵ月

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  • サイズ 新書判/ページ数 195p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121504838
  • NDC分類 596.3
  • Cコード C1295

内容説明

食を通じて仏教の教えを伝える「料理僧」、青江覚峰。彼は「ほとけごはん」を食と向き合う実践の場だと言います。著者と一緒に季節をたどれば、単にエネルギーを補給する場になりつつある食事の意味も変わるはず。「命」は有り難く、そしておいしく「いただきましょう」。

目次

氷解の章(一月 菜―暗闇で人参を食べ比べる;二月 菜―耳で音を、鼻で香りをつかまえながら大豆を炒る;三月 菜―芽吹いたばかりの菜の花への感謝)
薫風の章(四月 菜―誕生仏に注ぐ甘茶で煮るさつまいも;五月 菜―そら豆と枝豆の食べ比べで季節の移ろいを感じる;六月 菜―大切な人の心が宿る梅干し)
流水の章(七月 菜―すべてを食べきる、茄子遊び;八月 菜―とうもろこしという万能選手に感謝;九月 菜―こちらとあちらを繋ぐ彼岸寿司)
落葉の章(十月 菜―死を考えながらきのこを食べる;十一月 菜―報恩講で小豆を食べながら親鸞聖人を偲ぶ;十二月 菜―すべての残り物をいただく、飛龍頭椀)

著者等紹介

青江覚峰[アオエカクホウ]
浄土真宗東本願寺派緑泉寺住職。1977年東京生まれ。カリフォルニア州立大学にてMBA取得。「料理僧」として料理、食育に取り組む。日本初・お寺発のブラインドレストラン「暗闇ごはん」代表。超宗派の僧侶達が集うウェブサイト「彼岸寺」創設メンバー。ユニット「料理僧三人衆」のひとりとして、「ダライ・ラマ法王と若手宗教者100人の対話」などでも料理をふるまう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユウユウ

27
ありがたいお話だけど、堅苦しくはない。精進料理をいただきたくなりました。2015/05/04

けいた@読書中はお静かに

22
まさに食べる「法話」。料理僧が季節ごとの食を通して仏教の教えを優しく説いてくれる一冊。あまり宗教っぽくなく、生きる上で忘れがちだけど、大切なことを教えてくれます。特に感動したのが「五観の偈」。子供の食育にもいいなって思います。読んだ後は母に渡すつもりでしたが、あまりにも良著のため、自分用にもう一冊買います。2015/09/20

Book Lover Mr.Garakuta

16
【図書館】【速読】:今回借りた中で、一番興味があった本。所謂精進料理と呼ばれるお寺料理の話。料理僧である青江覚峰が自ら執筆したほとけごはんと法話集。食の面から仏の世界が分かるのでかなり面白いですね。使えない野菜があるのは知らなかった玉葱長葱韮大蒜らっきょうはにおいが強く精がつくのはさけて食べるそうです。2022/02/20

しおつう

13
精進料理を菜、饗、甘に分けそれぞれ1~12月までの旬の料理として紹介されている。その中に僧侶である著者が自分なりに解釈した仏教の教えを解りやすく織り混ぜて一冊の本に纏めたものであるが、心が洗われるとまでは言わないまでも、ストレスだらけの毎日の中でちょっとした心のストレッチになるかな、と思える一冊。2015/01/11

ひめぴょん

11
四季折々の食べ物に絡めた法話集。仏教的考え方を最近いろいろと学んできたので、すとんと入ってきました。実際にここで紹介されているレシピを使って何か作ろうかと思うものはなかったですが、お話は良かったです。 以下は文中引用とミニ感想です。 仏教とは「自ら問いを持ち考えること」を大切にしている教え。「これでよい」という正解はない。 比較には自分の思いがついてまわる。物事に良い悪いという価値観をつけて判断するのは、ときに物事を正しく見ようとする目を曇らせてしまう。 体内で生み出す毒(怒りや憎しみ)に対しては意外と無2023/03/08

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