内容説明
株式投資、投資信託、外貨預金、ＥＴＦ…資産運用の○と×がよくわかる。閉塞感から抜け出せない希望なき日本。いま普通の日本人は自分の資産についてどのように考え、何をポイントとして「市場」と付き合っていけばいいのか。健全な投資の極意がわかる一冊。
目次
第１章 あなたの資産が狙われている（マスコミを巻き込んだＦＸの功罪；「確定利付きのＦＸ商品」なんてあり得ない ほか）
第２章 資産運用に魔法はない（投資にフリーランチはあり得ない；「毎月分配型ファンド」は定期預金ではない ほか）
第３章 正しい投資姿勢を身につける方法（株式市場に対する偏見をなくそう；株式のもうひとつの側面を見よう ほか）
第４章 ジャパンバブルの隆盛と崩壊に何を学ぶか（ＮＴＴの株価３１８万円が教えていること；数字上のからくりに過ぎなかった日経平均の最高値 ほか）
第５章 金融不況に負けない５つの心構え（レバレッジは諸刃の剣と心得る―心構えその１；機関投資家も決して賢明ではない―心構えその２ ほか）
著者等紹介
松本弘樹［マツモトヒロキ］
１９８６年、早稲田大学卒業後、日本勧業角丸証券（現みずほインベスターズ証券）に入社。スミス・ニューコート証券、ドイチェ・モルガン・グレンフェル証券、ソフトバンクなどを経て、現在はグローバル・インベストメント・リサーチ（株）代表取締役社長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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リョウ
3
証券会社や銀行は安易な手数料ビジネスに走るんじゃなくて、お金が必要なところにお金を回す本来の金融のあり方をきちんと果たすべきだという。金融業界の実態が垣間見える。ただ、事業再生に投資すべきと言うのは、しっかりと細部まで見て判断できる余裕のある人間には妥当しても、本業を他に持つ個人投資家には俄然無理な話だと思うのだが。2012/12/12
Tomohiro_Y
1
相場業界の中の人が思う業界の話。Amazonレビューは散々なレビューが多いですが、なんでも商売なので、相場をやってる人はこの程度の話は知ってるべきかなと思います。2012/08/04
東隆斎洒落
1
(11.09.27読了) 今年５８冊目。 金融初心者向けの投資指南本。 「金融機関にだまされない初めての100万円からの投資」 みたいなタイトルの方が、合っている気がする。」 2011/09/27
たまがら
1
なかなか解りやすくていい本でした。ただやっぱり証券マン目線で書かれてるな、と感じました。2012/01/30
Co-bird
1
こんなタイトルではあるが、中身は「正しい投資」を教える良書。最近流行のFXやデイトレードを「何も生み出さない」と批判し、会社を育てる「本当の投資」について述べている。流通市場での売買の隆盛は会社の成長には関係なく、発行市場の成長が重要であり、現状は流通市場ばかり発展させているとの指摘には共感した。最後のイベントドリブン投資を勧める件に少し違和感。2012/01/08
