出版社内容情報
ベンチャーの雄は時代をどう見ているのか。独自の視点が刺激的な不動産の近未来像。不動産のプロから購入者まで、いま必読の一冊
内容説明
「失われた10年」は再び繰り返されるのか。その将来像のなかで、私たちがいま、知っておくべきことを1冊にまとめた、現代人必読の書。不動産に関する知識も、網羅的に紹介されている。
目次
第1章 変貌する大都市
第2章 埋め立てや規制緩和で土地は「生産」されている
第3章 都心一極集中まだ床が増産され続ける
第4章 都心周辺や郊外部でも土地の生産が続く
第5章 インフラ整備に伴う供給の増加
第6章 金利の上昇は地価の下落に直結する
第7章 近く金利は上昇し、不動産価格は下落する
第8章 不動産バブル問題
著者等紹介
江副浩正[エゾエヒロマサ]
昭和11年大阪市生まれ。昭和35年東京大学教育学部卒。19歳で東大新聞の広告のコミッションセールスマンとなり、23歳でリクルートを創業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
259
東京オリンピック開催決定前、リーマンショックが起きる前の話だけど、確かにいつかは不動産は値下がりするとは思う。しかしリクルートの社長がこういう一見畑違いの本を出したことにも驚いた。また著者の他の本も読んでいきたい。2017/09/13
佐島楓
25
斜線制限と天空率という用語は知らなかったため、勉強になった。2015/07/26
ひと
9
2007年、リーマンショック前に書かれた、リクルート創業者である江副氏の不動産本。サラリーマン大家とは異なる視点とスケール感が刺激的でした。都会とリゾートが好きな方との印象です。キャラは異なりますが、アメリカだとトランプ氏が似たようなポジションの人になるのかな、などと考えてました。このレベルにはなれる気がしませんでした。日本の不動産が規制や金融政策に振り回され、個人がババを引かされてきた歴史なのを感じました。日本にも個人向けのノンリコースローンが根付き、リスクの取り手が金融のプロになることを願います。2016/06/12
てくてく
7
東京オリンピックが決まる前に書かれているため、時代感、また、予想外れは否めない。しかし、それ以前の、不動産業界の変化などをざっと知ることができる点は良いと思われる。2015/09/25
Humbaba
5
不動産に関する智識が網羅的に掲載されている。そこまで深い部分は少ないが、興味を持って読めるところだけを読めば良い。2010/03/11