中公新書ラクレ
大学入試の戦後史―受験地獄から全入時代へ

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  • サイズ 新書判/ページ数 275p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121502438
  • NDC分類 376.8
  • Cコード C1237

出版社内容情報

優秀な学生が集まる大学と、学生に「来ていただく」大学との格差拡大が始まった! 迷走を重ねてきた大学入試制度、その問題点を衝く

内容説明

少子化が進むとともに、受験生は減少、どの大学も優秀な学生を確保するために血眼になっている。どうすれば大学間競争の真の勝者となれるのか。そのヒントは、この本の中に隠されている。

目次

1章 大学全入時代
2章 「小論文」入試
3章 AO入試―SFCの栄光と挫折
4章 AO入試の広がり
5章 国大協と文科省
6章 東大と京大
7章 入試制度改革の歴史
8章 課題と対策

著者等紹介

中井浩一[ナカイコウイチ]
1954年東京都生まれ。京都大学文学部卒業。現在国語専門塾「鶏鳴学園」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぴこ

5
なかなかおもしろい。全然内容と関係ないけど、入試分析とか解説とか読むと、受験期に自分がしてた分析と、今になってした分析(もしくは当時他人がしてた分析)には少なからずズレがあると思う。そしてどんなに今の分析が客観的だったとしても当時の自分には納得できないものなんだろうな。2013/12/17

てくてく

2
大学全入時代到来によって、難関大学といっても安心していることができなくなり、入試方法に工夫が凝らされるようになった。この本では東大、京大、早稲田、慶応を特にとりあげ、工夫の効果を検証している。どういう学生が欲しいのか、どういう学生を育てたいのか、入試にどの程度労力と尽力をさくことができるのか、ということはとても難しいと思う。2014/11/09

おらひらお

2
2007年初版。様々問題を抱えている大学入試についての課題をまとめたものです。タイトルに戦後史とありますが、最近の話題が多いようです。これからは人口が減ってくるので、弱小大学は淘汰されていくのでしょうか?2013/06/17

かりん

1
3:《わかりやすいが、当時の話ベース。》書棚整理で流し読み。ひとつひとつわかりやすい説明なのだが、やはり11年前の本なので、最近の話がなく物足りなく感じてしまったかな。バブル期の臨時定員増加とその後の学部学科新設の規制緩和による私大の動き、九大の21世紀プログラムの詳細は参考になった。横国・外大などの二期校が早慶の下になった話は、個人的には国立2校が上と考えていたが、知り合いの早慶出身者はそう思ってない様子なので「確かになぁ…」と思った。高校教育vs受験産業みたいな対立図式にしがちという話もふむふむ。E2018/11/24

Shun Kozaki

1
京大の後期に興味があったから読んでみた。経営戦略的なアプローチと大学側の学力の論理の両面から入試制度を読み解いた良著。 ちなみに、大学入試問題が与える教育的要素についての記述が気に入った。2018/11/20

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