出版社内容情報
異性を惹きつける「フェロモン」ってほんとうにあるの? 日常の出来事に潜む不思議の数々に最新科学が迫ります。フェロモン研究の最前線へ!
内容説明
精子はその昔、バイ菌だった。相性は遺伝子で決まる?などなど。フェロモンと遺伝子に関する最新の知見が解き明かす、男女のふるまいの秘密。あなたの行動はここまで動物的だった。
目次
第1章 ヒトのセックスフェロモン
第2章 フェロモンセンサーを追う
第3章 ヒトの同性愛と性同一性障害の生物学
第4章 ショウジョウバエの同性愛と遺伝子
第5章 脳の性モザイク
第6章 女たちのフェロモン
第7章 相性は遺伝子で決まるか
著者等紹介
山元大輔[ヤマモトダイスケ]
1954年東京都杉並区生まれ。1976年東京農工大学農学部卒業。理学博士(北海道大学)。ノースウエスタン大学医学部博士研究員、三菱化学生命科学研究所室長を経て1999年より早稲田大学人間科学部教授。2003年から同大学理工学部教授。専門は行動遺伝学。キイロショウジョウバエの雄が同性愛化するサトリ突然変異体の研究などを行ってきた
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
3
男女がどのようにしてひかれあうのかということは、フェロモンに強く影響している。少なくとも、動物実験ではそのような結果が出ており、その結果は人間でも使えるようなデータが現れている。2010/02/13
takao
2
ふむ2024/01/14
たかひー
1
★★★ 思った以上にまじめで学術的なお話。でも遺伝的要素で決まる部分もあるというのは興味深い。2018/08/07
hikarunoir
1
親子の授乳時識別が個体や性対象選別に関連する。性的少数者は器質的違いを持ち人工的に胎内で作れるため、後天的要因はない。2014/10/11
つっぷー★
1
色々なテストの結果を通じ、フェロモンと遺伝子の仕組みから見た、男と女が惹かれあう謎に迫る。「性フェロモンは異性を引寄せるオーラみたいなもので、いっぱい出てる人はモテモテ」という通説は誤解だとわかった。学者の著作としては、くだけた文章で読みやすいので、情報は少し古いけど読んでみる価値あり。2012/08/15
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- 和書
- 十年 - 高橋睦郎句集