内容説明
アジアで最下位(TOEFL成績)に転落した原因はゆとり教育にあり。小学校での英語教育も、過剰な期待を国民に抱かせるなら、それは国際的な詐欺だ。むしろ受験英語を再評価しよう。
目次
第1章 英語力低下の実態と英語教育改革
第2章 英語に対する三つの錯覚
第3章 求められている英語力
第4章 使える英語への道
第5章 受験英語の意味と役立つ証明
第6章 ポスト受験英語
著者等紹介
茂木弘道[モテキヒロミチ]
1941年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。富士電機、国際羊毛事務局勤務を経て、90年に(株)世界出版を設立し、代表取締役。日本の漫画を英語に対訳した日本語学習/日本情報誌「漫画人」をアメリカMangajin,Inc.と協力して発刊。全米の有力大学などで好評を博す。発信型の英語学習誌として日本国内への普及も図る。現在は翻訳・日本情報海外発信業務の傍ら講演・執筆なども行う
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
14
ちょっと首を傾げたくなるような表現もなくはなかった。結局、日本語の基礎を完璧にしてからこその英語教育だと思う。2013/07/05
イッサラ
0
過激な表現が印象に残った。お遊び程度の小学校英語。そうかもしれないが、そのお遊び程度にも早期英語嫌いを増やさないように心血を注いでいる人もいるんだよな~。受験英語もやがては役に立つ、受験生にとっては有難い言葉かもしれないけれど楽しい、もっと勉強したいというモチベーションを与えるのも大事なんじゃないかな。2015/08/15
Chucky
0
船橋のあえて英語公用語論と同じように極論を振りかざしているように見えた。でも極論でもいいからもっと振りかざしてほしい。現状の理解と批判的な見方は身に付くかも2012/05/28
TAKAMI
0
以前からちょくちょく『オーラル中心の英語教育は間違い』を耳にするので、一度そういった主張の本を読んでみたかった。本書は『受験英語は有益』『文法・読解スキルが最重要』といったことを主張している。英語学習の時間や単語数などの様々な数字を挙げ日本の英語教育を批判していたところは良かったのに、ところどころでデータからかけ離れた展開をしていて読みにくかった。大前提は、学校の英語で使える英語なんて身につかない。その基礎ができるだけだ。というところは共感した。読みにくい英語論を考えるうえではかなり参考になりますよ。2011/01/16
みっこ
0
<メモ>受験英語は無駄ではない。発音できたら聞き取れる、発音が先。→只管朗読→stress timing(サノバリズム、中田)→口を通して体で覚え込むスポーツ・トレーニング。2009/07/05
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