出版社内容情報
惨憺たる「学力低下」の現状、「ゆとり教育」の是非……。左右対立の図式が崩壊し、多彩な論者によって闘われた学力崩壊論争。――もう「学力」は教育行政に任せて済む問題ではない。攻める「学力低下」論者、守る文部省。世紀末の論壇を揺るがせた巨大論争の全貌を明らかにする!
内容説明
惨憺たる「学力低下」の現状、「ゆとり教育」の是非…。左右対立の図式が崩壊し、多彩な論者によって闘われた巨大論争の全貌。―もう「学力」は教育行政に任せてすむ問題ではない。
目次
1 問題提起(ポスト学歴社会の選択(和田秀樹)
日本の教育は世界の孤児になる(和田秀樹)
大学生の頭がどんどん悪くなる(西村和雄/岡部恒治/戸瀬信之) ほか)
2 論争の展開(徹底討論・子供の学力は低下しているか(寺脇研×苅谷剛彦)
学力低下、そして日本は「階層社会」へ(清水義範)
「学力」をどうとらえるか(丹羽健夫/安斎省一/苅谷剛彦) ほか)
3 教育現場と地方自治(「ゆとり」改革の功罪―全体の底上げか、エリート養成か(田村哲夫×藤田英典)
緊急アンケート 教育現場はこう考える(中井浩一編)
公立高校は「第二の国鉄」か(河上一雄) ほか)
著者等紹介
中井浩一[ナカイコウイチ]
1954年東京生まれ。開成中学・高校を経て京都大学文学部卒業。一般企業勤務後、大手予備校講師を経て、1995~97年ドイツに留学。ドイツの国語教育、特に作文教育を研究した。現在、国語専門塾「鶏鳴学園」代表。著書に『高校が生まれかわる』(中央公論新社刊)がある
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