出版社内容情報
原爆が落とされるかもしれなかった、小倉、新潟、横浜、京都。
この史実は、どのようにして発掘され、受け止められ、継承されてきたか。
日米双方の史資料にもとづく空襲記録運動や自治体史編纂、あるいは環境運動、文学・映画等も含め、足元の郷土を知ることから原爆への想像力は始まった。
47都道府県の被団協に注目し、広島・長崎以外の被爆問題も考える。
戦後世代は、どうすれば戦争に当事者意識を持てるのか。投下候補地からヒントを探る。
【目次】
内容説明
原爆が落とされるかもしれなかった、小倉、新潟、横浜、京都。この史実は、いかに発掘され、受け止められ、継承されてきたか。日米双方の史資料に基づく空襲記録運動や自治体史編纂、あるいは環境運動、文学・映画等も含め、足元の郷土を知ることから原爆への想像力は始まった。47都道府県の被団協に注目し、広島・長崎以外の被爆問題も考える。戦後世代は、どうすれば戦争に当事者意識を持てるのか。投下候補地からヒントを探る。
目次
第1章 被爆地以外に残る被爆の痕跡
第2章 長崎への贖罪意識―小倉
第3章 原爆疎開の伝承―新潟
第4章 大空襲の記録から原爆の記録へ―横浜
第5章 無空襲都市からの想像力―京都
終章 実証的な想像力の構築へ向けて
著者等紹介
鈴木裕貴[スズキユウキ]
立命館大学衣笠総合研究機構研究員。1994年広島県生まれ。2016年立命館大学産業社会学部卒業、21年京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員DC1、広島大学原爆放射線医科学研究所研究員、企業勤務等を経て23年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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