中公選書<br> 加藤友三郎―政党政治を見透した軍人政治家

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中公選書
加藤友三郎―政党政治を見透した軍人政治家

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784121101600
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1321

出版社内容情報

日清戦争では砲術家、日露戦争では連合艦隊参謀長として名望を集めた加藤友三郎。第1次世界大戦期には8年にわたり海相を務め、巨大な「八八艦隊」作りに奔走する。だが大戦後、ワシントン会議に全権として参加すると、軍縮支持へと真反対に舵を切る。首相就任後は、軍縮推進、普選を支持したが病に倒れた。本書は、世論や政党政治の台頭を理解し、戦前唯一、国際的視野から軍部大臣への文官任用さえ模索した軍人政治家の生涯を描く。

内容説明

日清戦争では砲術家、日露戦争では連合艦隊参謀長として名望を集めた加藤友三郎。第一次世界大戦期には8年にわたり海相を務め、巨大な「八八艦隊」作りに奔走する。だが大戦後、ワシントン会議に全権として参加すると、軍縮支持へと真反対に舵を切る。首相就任後は、軍縮推進、普選を支持したが病に倒れた。本書は、世論や政党政治の台頭を理解し、戦前唯一、国際的視野から軍部大臣への文官任用さえ模索した軍人政治家の生涯を描く。

目次

第1章 海軍軍人への道程
第2章 日清・日露戦争への出征―連合艦隊参謀長へ
第3章 八八艦隊予算の獲得へ―海軍の利益追求
第4章 ワシントン会議全権―一九二一~二二年
第5章 軍部大臣改革を目指す―帰国後、海相として
第6章 内閣総理大臣としての一年二ヵ月

著者等紹介

手嶋泰伸[テシマヤスノブ]
1983年宮城県生まれ。2006年東北大学文学部卒業。11年同大学大学院文学研究科博士課程後期修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員、東北学院大学非常勤講師、国立高専機構福井工業高等専門学校講師などを経て、龍谷大学文学部准教授。専門は日本近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ジュンジュン

11
去年(2024)に続いて今年も加藤友三郎本が出た。没後ほぼ100年だから?彼は八八艦隊推進者でありながら、軍縮を実現した軍人。本書はこの矛盾する姿勢に整合性を求める。現れてくるのは時流にアジャストする能力の高さ。彼が活躍した時期は議会が定着し、大正デモクラシーを経て「憲政の常道」に至る直前まで。即ち世論や政党を無視できない時代。著者は言う、彼はシビリアンコントロール実現の唯一のキーマンだったのではないかと。2025/05/24

kitten

7
図書館本。海軍の軍人かつ、総理大臣まで務めた加藤友三郎の本。この人がもう少し長生きしてたら、日本の歴史は変わったかも知れないなあ。本人が優秀なのはもちろん、時代の流れに合わせられる柔軟さをもっていた政治家。ワシントン会議の話はなんとなく知ってた。立憲政友会の原敬から全権をもらってたし、普通選挙を推し進めたのもこの人。軍人でありながら、シビリアンコントロールや、民主主義を理解していた稀有な人だった。2025/05/23

261bei

2
前著『統帥権の独立』で、海軍の利害と政党政治を調和させようとしていたと加藤友三郎を評価した著者が加藤を専門的に扱った本。加藤といえば何と言っても日本海海戦における連合艦隊参謀長であり、またワシントン軍縮会議の全権代表として軍縮を主導した人でもある。一方で、本書は、八八艦隊計画の実現を強硬に主張し、ジーメンス事件後に清浦の組閣を流産させて海軍内部で名声を高める意外な加藤の姿も明らかにしている。2025/05/10

Go Extreme

2
先見性と広い視野 世論意識の先駆的軍人 危険顧みず弾薬投下で火災防止 日清戦争開戦第一弾の可能性 予算獲得に苦労 最速で海軍大将昇進 東郷平八郎に接近 非薩摩閥出身者登用 閣内孤立状態 丁寧な説明努力 八八艦隊予算成立 ワシントン会議首席全権 対米7割予算要求見通し 太平洋防備制限問題重視 範囲超えた発言 軍部大臣文官制導入志向 首相候補筆頭 シベリア撤兵実行 軍縮条約履行 恐露病発言 死去で元帥称号授与 軍人かつ政治家 時代潮流としての政党政治認識2025/04/27

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