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内容説明
銀行強盗の仲間は3人。旧知のアンドリュースとウェイス、そしてウェイスが連れて来た新顔のアールだ。緻密な計画は遅滞なく実行に移され、警察の追跡を振り切った彼らは、獲物の山分けのため、荒れ果てた農家に赴いた。アールが金の独り占めを図り、パーカーたちを殺そうとしたのはその時だった!危地を脱したパーカーは夜を日に継いでの追跡を開始した。アールの行先を知る第1の手掛りは、その仕事仲間ローゼンスタインだ。が、罠はそこにも待ったいた。〓を突かれて自白剤を注射され、何が狙いなのかすべて知られてしまったのだ。いまやアールと金を追うのはパーカーだけではなくなった。しかも、横取りを企むローゼンスタインは、一歩も二歩も先んじている。怒りの炎を胸に、パーカーは次の手掛りを追い始めたが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bapaksejahtera
11
悪党パーカーシリーズ12作目。パーカーたち4人が強盗に入る。何とか金を手に入れるが、パーカーがリクルートしていない若い男が突然裏切り、金を奪って逃げる。今回はいつも追われるパーカーがこの男を追う立場。逃げた悪党の他、これを上回る悪党が登場する。中編と言って良くすぐに読み終わるが、なかなか切れ味の良い作品。2021/07/22
ニミッツクラス
4
悪党パーカーの12作目。このシリーズは解説を先に読んでおくと別の話で登場した同業者たちのことを指摘してくれたりして、面白味が増す場合が多い。だが本書では原題の意味も含めて結末を示唆しているので、気になる人は後読みの方が良い。さて、仕事と裏切りは毎度のことだが、本書は邦題にもある通り、長く、それでいてもたつきのない追跡劇が展開する。追い込みの掛かったパーカーの執念には脱帽する。シリーズの順番を気にしない人は、本書の後に20作目の「電子の要塞」を読めば、さぞかしスッキリして二度美味しいものと思う。★★★★☆☆2012/06/27
tai65
2
星4・52019/12/10
abk1
1
相変わらずの早い展開は映像的だな。オチがまたグロさを予感させる、、、。2012/11/04
kanamori
0
☆☆☆2013/09/22