中公選書<br> 水族館の文化史―幻蒼世界の過去と未来 (増補新版)

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中公選書
水族館の文化史―幻蒼世界の過去と未来 (増補新版)

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  • サイズ 46判/ページ数 408p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784121101594
  • NDC分類 480.76
  • Cコード C1340

出版社内容情報

人はなぜ水族館を作ったのか。そして水族館の水槽はなぜ青く見えるように作られるのか。
数々の問いとともに、人を幻想的な世界へと誘う水族館。
古代から現代まで、人が水族館を介して魚や水生生物とどう関わっていたのか、海底という未知の空間にどのような思いを託していたのか。
220点を超える図版をもとに古今東西の歴史を解き明かす!

幻のサントリー学芸賞受賞作、新たな写真や加筆を施し堂々の復刊。


【目次】
はじめに ガラスのむこうの「海」
第1章 水族館前史
 1 古代人の水族「観」
 2 中世ヨーロッパにおける水族「観」
 3 「紙の水族館」あらわる――近世から近代ヨーロッパの博物学
 コラム1 日本神話における水界と水族のイメージ
 コラム2 中国・日本における藻魚図と本草学
 コラム3 金魚文化の隆盛
第2章 モダンでレトロな近代水族館の世界
 1 「アクアリウム」の誕生
 2 帝国の水族館
 3 夢の水族館つき実験所
 コラム4 海の教会――ハンブルク動物園つき水族館
 コラム5 英国軍艦「チャレンジャー」の航海
第3章 日米の水族館と激動の時代
 1 星条旗のもとで――アメリカ水族館物語
 2 陸にあがった「龍宮城」――日本人と水族館
 3 水族館と第2次世界対戦
 コラム6 浦島太郎と龍宮――革命、破滅そして再生
第4章 「非日常体験」を求めて――「テーマアクアリウム」の世紀
 1 新しい展示、新しい海のイメージ
 2 「海洋パーク」と「テーマアクアリウム」の出現
 3 日本における「テーマアクアリウム」の発展
 4 「体験消費の場」としての水族館
 コラム7 水族館を経営するシミュレーションゲーム『テーマアクアリウム』
 コラム8 沖縄国際海洋博覧会と海洋開発
 コラム9 ショッピングモールのような水族館
第5章 水族館は境界をこえて――生きもの展示の未来
 1 動揺する水族館
 2 水族飼育をめぐる攻防――じっさいにあった事件が語ること
 3 「ハイブリッド水族館」への道
 4 水族館の未来

内容説明

ひとはなぜ水族館を作ったのか。その蒼い空間があらわすものは何か―。数々の問いとともに、私たちを一瞬にして幻想的な世界へといざなう水族館。この特異な空間を介したひとと水生生物とのかかわりについて、カラー写真を含む約200点の図版をもとに古今東西の歴史を解き明かす。第40回サントリー学芸賞(社会・風俗部門)受賞作に新たな写真と文をくわえ、環境問題にゆれる水族館のあるべき未来像について語る決定版。

目次

第1章 水族館前史(古代人の水族「観」;中世ヨーロッパにおける水族「観」 ほか)
第2章 モダンでレトロな近代水族館の世界(「アクアリウム」の誕生;帝国の水族館 ほか)
第3章 日米の水族館と激動の時代(星条旗のもとで―アメリカ水族館物語;陸にあがった「龍宮城」―日本人、水族館と出会う ほか)
第4章 非日常体験を求めて 「テーマアクアリウム」の世紀(新しい展示、新しい海のイメージ;「海洋パーク」と「テーマアクアリウム」の出現 ほか)
第5章 水族館は境界をこえて 生きもの展示の未来(動揺する水族館;水族飼育をめぐる攻防―じっさいにあった事件が語ること ほか)

著者等紹介

溝井裕一[ミゾイユウイチ]
関西大学文学部教授。1979年兵庫県生まれ。博士(文学)。専門はひとと動物の関係史、西洋文化史、ドイツ民間伝承研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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sataka

4
丹念な取材に基づいた力作。欧米的な水族館が表現するものは、自然を征服したいという願望や、帝国主義的な国力の誇示といった目標から、自然保護へと移り変わっていく。水族館の展示形式がフィクションやヴァーチャルと親和性があるという指摘は興味深かった。非欧米の国だとまた違ってくるのだろうか。2025/04/23

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