中公選書<br> 関東大震災がつくった東京―首都直下地震へどう備えるか

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中公選書
関東大震災がつくった東京―首都直下地震へどう備えるか

  • 武村 雅之【著】
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  • 中央公論新社(2023/05発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 248p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784121101389
  • NDC分類 210.69
  • Cコード C1321

出版社内容情報

関東大震災の被害を拡大させたのは無謀な都市開発だった。江戸、明治大正、そして戦後から現在、東京の拡大と震災の歴史を追う。

内容説明

一九二三年、東京は関東大震災により未曾有の被害を被った。しかし元禄・安政地震の記録をひもとくと、関東大震災の被害が地震規模に対して著しく大きかったことがわかる。被害を拡大させた要因は何か。江戸という町の発展と震災後の帝都復興をたどれば、見えてくるのは都市計画の果たす役割の大きさだ。科学技術が進んだことが、新たな問題を生んではいないか。現在の東京が抱えるさまざまな問題を指摘し、都市の在り方を考える。

目次

第1章 国家存亡の機だった関東大震災(わかっていなかった震源と揺れの強さ;東京市の七五%の人々が被災)
第2章 江戸・東京の歴史と地震災害(拡大を続けた市街地と災害の記憶;元禄・安政の大地震との比較)
第3章 都心を生まれ変わらせた帝都復興事業(井下清と永田秀次郎;帝都復興事業の始まり;土地区画整理と道路;寺院の郊外移転)
第4章 首都にふさわしい街づくりの模索(帝都復興事業の性格;橋梁設計と美観;復興橋梁の現状;公園建設に懸けた思い;市場と電車)
第5章 現在なぜ首都直下地震に怯えなければならないのか(地盤沈下と江東ゼロメートル地帯の形成;郊外各区に生まれた木造住宅密集地域;始まりは高速道路による水辺破壊;関東大震災から一〇〇年目の東京)

著者等紹介

武村雅之[タケムラマサユキ]
名古屋大学減災連携研究センター特任教授。1952年生まれ。東北大学大学院理学研究科博士課程修了(理学博士)。鹿島建設を経て現職。日本地震学会、日本建築学会、土木学会、日本活断層学会の理事、監事、委員、歴史地震研究会会長、日本地震工学会副会長、中央防災会議専門委員などを務める。2007年に日本地震学会論文賞、12年に日本地震工学会功績賞、13年に日本建築学会著作賞、17年に文部科学大臣賞(科学技術部門)を受賞。専門は地震学、地震工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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とろりんとう

4
2023年6月、日経新聞書評本。1923年関東大震災で甚大な被害を被った。江戸時代の背景も含めた帝都復興を辿り、最後に現在の東京が抱える問題を指摘。復興は様々な人達の多様な思惑があり、予算確保も難航。渋沢栄一の「理想的な計画は立派だが、人間が住む場所にて理想のみに走るのも考えもの」がそれを表している。都内にある小学校と隣接した公園(復興小公園)、東西線の江東区内駅出口の階段、首都高速建設など経緯が良く分かる。後藤新平への否定的な意見もあるが、希望・未来を語ることの大切さと、現実生活との折り合いが難しい。2024/03/14

aochama

3
関東大震災と戦災の復興の結果、今の東京になるまでの経緯を踏まえ、現在の東京が首都直下地震に怯えなければならない理由を分析。海抜ゼロメートル地帯、郊外の木造密集地域、首都高速道路による環境破壊、超高層ビル林立、湾岸埋め立て地の大量のタワーマンションなど経済を優先した結果、人が住むには好ましくなくなってしまった現実に言及。都市計画が成功した名古屋との違いを指摘します。首都直下地震で経済を優先したツケを払うことにならなければよいのですが。2023/08/06

onepei

3
橋や道路の話までは聞いたことがったが、第4章、公園や小学校の話が興味深かった。巻末の23区自然災害慰霊碑一覧もよい。2023/06/11

takao

2
ふむ2023/06/25

Meistersinger

1
復興計画が予算面で挫折したことは知っていたが、財政事情を現実的に考えると仕方がなかった面もあると。避難を考えて公園と橋を作ったというのは面白かった。2023/07/07

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